TED×Tohokuの亀井潤さん

 本日7月14日、2年生の修学旅行事前学習の一貫でTED×Tohokuの亀井潤さんをお迎えして講演会が開かれました。亀井さんはもともと大阪府立高校出身。「熱さが苦手で東北大学へ進学した」と言われていましたが、おそらく本当はもっと深い理由があると思います。なぜなら、亀井さんは大学でトライアスロン部に所属するわけですが、ご存じのようにトライアスロンは真夏のスポーツで、うだるような暑さの中をSWIM×BIKE×RUNの3種目を行うスポーツ。熱さを屁とも思わない人間でないとできないスポーツです。だから、本当は深い理由があるのだろうなと思って聞いていました。

 彼は在学中に3.11に出会います。いままで、彼がトレーニングに使っていた海岸が、まるで違う様相を呈してしまいます。彼は「それには相当ショックを受けた」と言っていました。その感覚は、理解できます。私も20代から30代にトライアスロンをやっていました。練習の時から自分をどこまで追い込むことができるかが勝負のようなスポーツですから、練習は相当厳しいのです。個人競技なので基本一人で練習します。BIKEやRUNの練習の時に、そんなしんどい気持ちを癒してくれるのが周囲の風景なのです。大阪の高安山や石川沿いを練習場所にしていた私ですら、大阪の自然に大分背中を押されました。風光明媚な東北の山河を練習に使っていた亀井さんなら、そのショックは相当なものだったと思います。

 彼が、今日話してくれたテーマは「人とのつながり」。彼が東北の課題や魅力を発信していくことで、様々な人とつながっていく話です。亀井さんからのアプローチ、亀井さんへのアプローチ。そのつながりを大事にしているという話でした。こういうように「人とつながる」ことはとても大切です。その力を身に着けることはとても重要。ですが、その前提となるものはもっと重要なのです。それは、「何をするか」ということ。亀井さんの主張ややっていることに魅力があること、課題が的確であること、やろうとしていることが社会の要請にあっていること、こういうことが前提にないと「つながる」ことも難しいのです。

 講演の後に亀井さんが校長室を訪ねてくれました。ほんの少しだけ話をしました。彼のこの言葉が印象です。

「どうも日本人って違い、差異に注目してしまいがちなんですよね。共通していること、同じことに注目していけばうまくいくと思うのですよ」

これが彼の「つながる力」の源ですね。今日は、ありがとうございました。

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