リクエストメニューの4日目です。
今日の給食はごはん、メンチカツ、大根サラダ、豆腐とほうれん草のみそ汁です。
中学部と普通科のリクエストのメンチカツはボリュームもたっぷりです。
メンチカツは一度に約35個揚げます。全体が同じような揚げあがりになるようにするには油の温度管理が大切です。
油の温度が低いと衣が油を吸いすぎて油っぽくなってしまったり、揚げるのに時間がかかりお肉が固くなってしまったりします。逆に、温度が高すぎると中まで火が通る前に表面が焦げてしまいます。
そうならないように、こまめに油の温度を測り、火加減を調節して一定の温度で揚げています。
調理員さんのがんばりで今日もサクサクのおいしいメンチカツになりました。
今日はもうひとつお話をします。それは汁物の「だし」についてです。
2013年に和食が世界無形文化遺産に登録されました。和食が評価されたポイントのひとつに「だしやみそなどの発酵技術で素材の味を引き出していること」があります。だしの「うま味」を上手に使った動物性油脂の少ない食生活が健康的だとして、世界から注目されています。
「うま味」とはどんな味でしょうか?うま味は5つの基本味のひとつで、料理にコクや深みを生み出します。
昆布に含まれるグルタミン酸、かつお節に含まれるイノシン酸が有名ですね。また、これらを組み合わせると相乗効果でうま味がアップします。
給食ではだしのうま味をしっかり味わってもらうために昆布とかつお節からだしをとっています。また日によって干ししいたけのだしを使うこともあります。ぜひだしのうま味を味わいながら食べてくださいね。
明日はリクエストメニューはお休みですが、給食のはじまりについて紹介します。
(栄養教諭 宮原)