夏の地学部合宿は天体観測です。2泊3日で和歌山県日高郡のかわべ天文公園に遠征しています。
日中の夕立で空気が洗われ、21時頃は満天の星空に恵まれました。
北方向の空、雲が白く反射しているのは和歌山市方面の人工の光の影響です。写真中央の木の上に見えている光跡は国際宇宙ステーションです(2022年7月29日21時03分46秒JSTから13秒露光)。重なるように見られる赤と白の途切れ途切れの光跡は飛行機の光です。飛行機の光跡の上方に北極星が、木の右側にはカシオペア座が見えます。
南の方角、さそり座といて座の間に天の川があります。
夏の大三角。こと座のヴェガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブの3つを結びます。
や座とこぎつね座。こじんまりとした夏のかわいい星座です。
さそり座。心臓部分に赤っぽく光るアンタレスがあります。
いて座。ギリシャ神話では半人半馬のケンタウロス族に描かれます。
いて座の中心部。北斗七星に似た星の並びから、南斗六星と言われます。
たくさんの望遠鏡を持ち込んで、本格的な天体観測を行っています。
天体写真撮影の準備中。