防災学習:1.17プロジェクト①「地震津波避難訓練

平成26117

 

9時50分に「緊急地震速報を受信しました。」との緊急放送が、摂津支援学校ととりかい高等支援学校校舎、敷地にひびきわたり、本日の訓練が始まりました。

児童・生徒・教員は、それぞれの教室に分かれて朝の会や授業中という想定です。

 

先ずは、机の下に入り、落下物等から身を守ります。

 

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本校では、訓練開始にあたり、授業担当教員より、「訓練をしっかりやっていないと、いざという時に対応できない。」という指導があったのですが、この類の訓練に、生徒は慣れており、いまひとつ緊張感が足りない態度をとっている生徒もいました。

 

 

次に「揺れが収まりました。避難場所に移動を開始してください。」という放送の指示が入りました。有事には、余震に気をつけながら、ガラスや落下物を避けての大変な状況での避難となります。訓練では、生徒は、慌てず非常階段等最短の定められたルートを通り、運動場にクラスごとに整列します。

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残念なことに、ここでも緊張感なく、寒いのかポケットに手を入れながら避難している生徒や、集合、整列後に私語をしている人たちがいました。

運動場では、摂津支援学校も同じくして、それぞれの指令系統に従い点呼し、校内全ての人の安全確認がなされました。

 

今回の避難訓練では、初のメニューとして、「地震のあと大津波警報が発令された。」との想定で、両校とも体育館に二次避難しました。

体育館は2階にあります。今回は淀川を越えてあふれた水は2階の水位まで達しないとう想定のもとでの避難場所の設定です。

摂津支援学校の生徒と体育館の南北壁に設置されている階段2つの経路に分かれて、避難しました。問題なく集合、整列、点呼できました。

 

 

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今後も、よりスムーズで安全な避難をするには、どのような工夫が出来るか改善する必要があります。また、水位が高い場合を想定しての訓練も必要かも知れません。

生徒の避難態度への指導、モデルとなるべき教員自身行動、指揮系統等も、反省が必要です。これからも、2校で協力しながら避難訓練を重ねていきます。

また、何よりもっと生徒が主体的に意欲を持って参加できるような学習を提供していきたいものです。

上記のような生徒の様子は、ある程度予測できていました。しかし、東日本大震災発生以後、わが国では「防災教育」がひとつの大きなテーマとなってきています。

このような避難訓練の成果を発揮する機会は起こらないほうが良いのですが、万が一の際には、全員が無事に避難できることが必要です。そのためには、まず主体的に自分自身の身を守る避難方法や行動を起こす必要があります。

今回の「防災学習」は、単なる行事的な受身の「避難訓練」に終わらせたくないと考えていました。それが今回の「防災学習~1・17プロジェクト~」の理由です。

以降の投稿記事にてその内容を紹介していきます。

 

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