平成26年1月24日
寒さが少し和らいだ今日、摂津支援学校の高等部と、とりかい高等支援学校合同でマラソン大会を行いました。
コースは学校裏手の淀川沿いの堤を鳥飼大橋まで往復する全長8Kmの行程です。
この日に向けて、体育の時間に走り込み等の練習を重ねてきました。
走り始める前にはもちろん、「本当に走らないといけないの」「寒いから走りたくない」等と生徒たちは口々に消極的な発言を連発していました。
しかし、いざ走ってみるとどうでしょう。
皆、真剣な表情で走り出しました。
中には、ハプニングがあり学校へ戻らないといけないといけなかった生徒もいましたが、、気を取り直して再スタートを切りました。
摂津・とりかい両校の教員が残りの距離が示されたカードを提示しながら各ポイントに立ち両校の生徒を分け隔てなく応援しました。
また、先頭にはまるで箱根駅伝のように伴走車(自転車ですが・・・)が付き添いました。最後尾からは声を掛けながら教員も一緒に伴走しました。
堤を日課で散歩している地域の方々も足を止めて声援を送ってくださいました。
当日の参加者は途中で棄権もなく全員がしっかりと走りきることが出来ました。
午後より8位までの入賞者の発表がありました。
男子の部では32分57秒で摂津支援の3年生が優勝しました。とりかいは、一年生ながら2位で34分47秒の記録を打ち立てた生徒のほか、5位にも入賞した生徒がいました。
女子の部では7位に入賞した生徒がいました。
講評の中で、教頭先生より今日は体を鍛えただけでなく、心を鍛えた日でありました。入賞しなくても自分に負けずに最後まであきらめずに走り切った人に表彰状をさしあげたいというお話がありました。
走り切った生徒の皆さん、本当によく頑張りました。
マラソン大会を通じて、体力はもちろん、諦めない心やくじけない心を育むことが出来ました。
社会生活では、「もういやだ」と思ったり、「もううんざり」と思うことが多々あります。納得のいかないこともたくさんあります。そのようなことに対してもくじけない心が大切です。卒業後にもつながる大切な活動となりました。