防災学習:(1.17プロジェクト )PART5

「ワークシートによる振り返り学習」

平成26117

 

本日行った、一連の防災学習のまとめをクラスごとに行いました。

振り返り学習では、本日学習した備蓄食料品についてだけでなく、他の「生き残るための」備蓄品についても考えるワークシートを準備しました。シートに記入することで、本日の学びをより自分のものにし、明日からの防災に役立ててもらおうと考えました。

振り返りシートの内容は9つの設問と備蓄品リストシート、備蓄食糧品の選定リストとしました。9つの設問は防災避難訓練のこと、大震災で起こりえること、避難するときの注意点や、アルファ化米の感想、最後には明日から生かすことができると思ったことや、感想を自由に記述できるようにしました。その中から抜粋しここで少し紹介させていただきます。

 

A.地震が起きた時に何も持って行かないことはないから、非常食とか本当に必要かどうかを考えて、必要な物だけ持って行くようにします。

B.生かせると思うことは、まず、非常食やビデオ、懐中電灯などを用意しておきます。

  また、地震や津波がおさまって、避難する場所(家族と会う所)を事前に、チェックしておきます。

C.地震、津波がきてもよいように、必要なものを用意しておく。備蓄品・非常食をバックの中に入れて、いざという時に持ち運べる所においておく。

  揺れがおさまったら、すぐ安全な所に避難する。津波や地震がきたら避難する所をあらかじめ調べておく。

D.地震が起きた時は、まず自分の身を守ることが大切だと思いました。もし地震が起

きた後に津波が発生したらあわてず、落ち着いて高い所に避難することが大切だ と思いました。

 

この振り返りシートの記述から、今年度の防災学習の成果が出ていると感じています。

 

 

 

 

 

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 養護教諭も振り返り学習に参加しました。

 

また、参観に来ていただいた保護者様へもアンケートにご協力いただきました。5つの設問をお聞きしました中から2つ紹介させていただきます。

 

問:防災教育の内容について感想をお寄せください。

回答:わかりやすく説明していて良かったと思います。アルファ米を作るところが見られて良かったです。

 

 問:防災教育終了後、お子様と防災についてご家庭で話をされたことがあれば、よろしければお知らせください。

回答:子どもが持ち帰った振り返りシートを見ながら必要なものを話しました。小学生の弟も避難訓練があったので近所の避難場所のことなども話しました。

 

ご家庭でもこの機会に防災についてのお話をお子様としていただけたということで、より充実したものになったと感じました。寒い中授業参観にお越しいただき、またアンケートにもご協力いただきまして、本当にありがとうございました。

 

 最後に、今後の学校の課題と取組みについてご紹介させていただきます。

本校は、摂津支援学校と共に「防災PT」を今年度から立ち上げ、関係者で防災に対する情報交換や取組むべき課題を確認している中で、「緊急時の備蓄品」の整備が大きな課題となっています。

生徒個人で備えておくべき「帰宅困難となった場合の備蓄食料品等」については、今後保護者と連携しながら準備を進める予定にしており、それらを運搬する「非常持ち出し袋」の製作も授業の中で取り組みが始まっています。

一方、学校で準備するべき緊急時の備品については、開校したての本校には、十分な予算がなく、優先順位をつけて少しずつ増やしてくしかありません。

 そのような状況のなか、嬉しい出来事がありました。社会貢献の一環として、「一般社団法人化学繊維振興会」様より防災備蓄品のご寄附をいただきました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。

ひざかけ化繊振興協会.JPG今回ご寄附いただいたもの

①マイクロファイバーアルミひざ掛け(100枚)

②エアーマット(1枚)

③簡易カイロ多数

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

化繊振興協会寄附.JPGひざ掛けは、薄く収納性に優れており、裏がアルミ素材のため大変暖かいです。

エアーマットは、空気弁がついておりクッション性に優れています。

丸めて運搬可能です。

 

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