4時間目は、2年生の「古典」。まず古文では、「大鏡」の「花山院の出家」を学びました。
粟田殿(藤原道兼)に騙されて、出家させられてしまう花山天皇を「あわれなり」とする
作者の思いが伝わってくる名文だと思います。
天皇が登場するので、尊敬語や謙譲語がたくさん出てきます。
音読した後、生徒が現代語訳をしていきました。その際、敬語や助詞、助動詞、
主語などに気を付けながら、訳していきました。
教員の鋭い質問もあり、単に訳するだけではなく、深く調べておかないと、答えに窮する場面もありました。
続いての漢文では、「幽明録」の「新死鬼」が、教材です。
初見の漢文を音読したのち、すぐにあらすじを捉える練習を行いました。
センター試験などでは、必ず初見の漢文に出会います。限られた時間であらすじをつかむことは、
とても大切だと思います。詳しい解釈は、次回からのお楽しみ。そのためにも深く予習しましょう。