4限目の後半は、3年生の「古典」。教材は、中国の故事集「説苑」の中の「不顧後患」。
私がお邪魔した時は、全員立って、音読をしている最中でした。
舎人有少儒子者。欲諫不敢。
即懐丸操弾、遊於後園。
露其衣。如是者三旦。
呉王日、「子来。何苦沾衣如此。」
対日、「園中有樹。其上有蝉。
蝉高居悲鳴飲露、不知蟷螂在其後也。
蟷螂委身曲附、欲取蝉、而不知黄雀在其傍也。
黄雀延頸、欲啄蟷螂、而不知蝉丸在其下也。
此三者、皆務欲得其前利、而不顧其後之有患也。」
呉王日、「善哉。」
丁寧な解釈と通して、本文を理解していきました。
蝉、蟷螂、黄雀の例えで、呉王を諫めるくだりが、意味深いお話です。