昨日、1月21日には、3年生のLHRの時間を使って、3人の社会人の方の講演を聞きました。
オンラインシステムZOOMを使った講演をしていただき、3名中2名は、東京から、1名は大阪からの講演でした。
もともと、この講演に先立って、私から3年生の皆さんに送ったメッセージは下記のものです。
まもなく高等学校の卒業を迎える皆さんへ
人生はまさしく「旅」のようなものです。
完璧に計画していても予想外のことが起きることもあります。
こちらに行こうと思っていたけれど、途中から別の場所に行きたくなることもあります。
寄り道が多すぎて目的の場所に着けなくなるかもしれないし、寄り道が多いからこそ充実するかもしれません。
「旅」の答えは1つではありません。人生の数だけ正解の数があります。
次回LHRでは3人の社会人講師の話を聞きます。
旅に決まった正解はないけれど「先に旅をしている人たちはどんな旅をしているのか」を知ることはとても有意義なことです。
高校卒業時に考えていたことと今はどう違うのか、どんな経験をしていたから役に立ったのか
社会人として働くってどういう感じなのか、大学での学びは社会に出てどう生きるのか 等々
皆さんより少し先に旅に出た社会人の先輩3人の方に話を伺います。楽しみにしていてください。
↑こちらは、当日の講師の皆さんとのオンライン上の写真です。
お1人目は外務省勤務の方。
バリバリのキャリアウーマンを想像して話を聴きましたが、意外にも仰ったことは
「私の場合は一浪、一休、一留と回り道だらけの旅ですが、だからこその出会いもあり、必要な回り道だった」ということ。
生徒の皆さんからの感想では
〇どれだけ遠回りをしたとしても、歩みを止めなければ必ず成功にたどり着けるということを今一度考えなおすことができた
〇自分が何をしたいか分からず漠然としていて自分のやりたい仕事が見つかるか不安でしたが、話を聴いて元気づけられました。
〇やらない後悔よりやった後悔の方がいいという言葉が印象に残りました。
というようなものがありました。
お2人目は、理系の資格の取れる大学院卒でありながら、大学院時代に進路変更をし、企業に勤めている方。
〇今できることを精いっぱい頑張り、未来のことを少しずつ考え、道が変わってしまったとしても築いてきた努力は必ず繋がることが理解できた
〇努力したことは点と点でいつか繋がるということが自分の中で響きました。それを信じて頑張りたいです。
〇時々、これをやる意味は何だろう、どうせ将来使わないのではないかとやる気をなくすこともあったのですが
お話を聞いて、とりあえず目の前のことを頑張ろうと思いました。
3人目は、看護師・保健師の経験を持ち、育児や配偶者の転勤で、職を離れることもありながら、
看護師・保健師・性教育講師・赤ちゃん先生講師と、何足ものわらじを履いていらっしゃる方。
〇自分は医療系に進みたいと思っていたのでとても良い話を聞けて良かったです。
〇看護の学校に行くと忙しく大変だと思っていたので、多くのことを経験しておいた方がいいという意見を聞き、安心しました。
〇医療、看護の色々な魅力を知ることができました。専門職こそ、人と繋がることが大事なんだと知りました。
私自身が聞いていて思ったのが、3人とも悩むこともありながら「その時にできることをしっかりと取り組まれてきたのだなぁ」ということ。
一生懸命な人はキラキラしていてカッコいいとも感じました。
自分自身もカッコいい大人でいられるよう頑張ろうと、元気をいただいた1日でした。
講師のみなさん、本当にありがとうございました!