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0528 非認知能力・メタ認知力を高めるために~教職員研修を実施しました

校長の仕事の1つとして、吹田東高校の先生方により良い教育活動をしてもらうために、学びを深めてもらうための機会提供があります。

年に何度か、講師を招いた研修を企画していますが、
先週、5月19日、「非認知能力」の分野で名高い岡山大学の中山芳一先生に、吹田東高校教職員研修をしていただきました。

本校にお越しいただき講演いただく形で予定していたのですが、
4月下旬に大阪府が緊急事態宣言下となり、中山先生には、岡山大学よりオンラインで講演をしていただきました。

私が元々中山先生を知ったのは、3月に別の大阪市内の中学校で行われた教職員研修を拝見したためです。
これも「素晴らしい先生の講演があるからぜひ東先生も来たらどうですか?」と別の校長先生に教えてもらったのですが、本校の業務の都合がつかず、また時節柄コロナの流行も心配で伺えなかったところ、録画を取ってくださり、それを送っていただいて受講することができました。

これは素晴らしい!と思い、ぜひ吹田東高校の先生方にも講演していただきたい!とお願いした次第です。

さて、非認知能力とは 意欲・忍耐力・自制心・コミュニケーション力・共感性・協調性 など、「人間だから求められる能力」です。
正直、私は、大人になってから、特に社会人として働くうえで、非認知能力について考える場面が多かったです。
「あぁ、あそこでもっと協調的な態度を取ればよかったなぁ」とか「3日坊主でなくてきちんと続けよう!」とか。
ご講演では、非認知能力を伸ばすと認知能力(いわゆる学問での成績ですね)も伸びる傾向にあると言うお話や、
非認知能力を考えるうえで、メタ認知力(自分をしっかりと認識し、振り返ること)が大切だと言うお話がありました。

中山先生のご講演のあと、「この話を生徒にもしたい!」と何人かの先生が言っていたので、すでに生徒の皆さんの中にも話を聞いた人がいるかもしれませんね。

また、「納得解」を見つける力をつける、という話も身に沁みました。
特にコロナ以降の世の中では、本当に何が正解かは分かりません。
「一つだけの正解」なんてないはずです。
そのなかで、皆がなるべく納得できる答えを導き出すこと、そのためには「意欲・忍耐力・自制心・コミュニケーション力・共感性・協調性」すべて必要だなぁと思います。

私自身も素晴らしい研究者や実践者をたくさん知って、先生方や生徒の皆さんに伝える機会をたくさん提供していければと思っています。

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