0819 3年生始業の会

8月19日は3年生の始業の会でした。

3年生に関わる表彰として
吹奏楽部の3年生引退となるコンクールでの銀賞の快挙(しばらく銀賞はとれていなかったので本当に素晴らしかったと思います)
ならびに、「総合的な探究の時間」の「詩歌句い(しかくい)時間」選択者による、俳句の大会の入賞・入選を表彰しました。

3年生の始業の会では、以下のような話をしています。
3年生にとっては「1000日のドラマ」のクライマックス。最高の演出ができるように(演出者は皆さん自身です!)、サポートしていきたいと思っています。

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3年生の皆さん、一足早く本日より2学期が始まりましたね。

高校生活最後の夏休みはいかがでしたでしょうか?
高校生活はよく【1000日のドラマ】に例えられます。皆さんのドラマはいよいよクライマックスに向かって動き出すわけですが、ドラマというのはラストに近づくほど色んなことが起きますね。ここから先、皆さんが迎える日々にはすべてに「高校生活最後の」という枕詞がついてきます。どんなドラマになるのか、するのか、ドラマの主人公は皆さんで、脚本家も皆さんです。楽しんでいきましょう。

とは言いながら、多くの人はこれから受験に突入していきます。受験勉強が辛いと思っている人も多いかもしれませんね。夏休みが有効活用できた人も、うまく過ごせなかった人も「今この瞬間からのベストを尽くす」です。

人生には【好きなことをするためについてくる嫌いなこと】があって、受験勉強はまさしくそれにあたると思います。

来年の春に大学・短大生や専門学校生・会社員になっていると思うとワクワクする、けど本当になれるのか不安でいっぱいだし、やらなければいけない勉強も多すぎてモヤモヤする、みたいな感じです。好きなことをするためについてくる嫌いなこと、をやっていくためのお勧めは、感情を挟まずにやっていく、ことです。不安というのは脳が暇だから起きること、とも言われています。色々考えてしまうのをいったん置いて、毎日英単語を何ページ分覚える、構文を覚える、問題集を解く、と決めてしまって、ひたすらやっていく。受験の日までを逆算して、毎日ここまでやろうと決めたら、あとは淡々とやっていくこと、です。まずはしばらくやってみてから、計画を見直すこと。なかなか家だと集中できないという人は、学校の自習室も利用してください。土曜日も空いている日もあります。有効活用してください。

2年前、皆さんの入学式は4月ではなく6月15日でしたが、その際の校長式辞にて【今の時代は、学歴でその後の人生や生活が保障される時代ではありません。】と言いました。どんな進路に進むかよりも、その進んだ先で何をするかの方が重要だと今もそう思っています。けれど、実は、もっと重要なのは自分が思い描いた目標地点に向けて、どんなプロセスを作ることができるか、だと思っています。努力した分だけ必ず報われるというときれいごとに聞こえてしまうのかもしれませんが、努力しきった人や挑戦しきった人だけが見られる景色があります。皆さんにはいきたい学校や会社をめざして、ぜひその景色をみてほしいと思っています。

さて、ここまで主に受験生の皆さんへの話になりましたが、もう受験がお終わっている人、就職に向けての準備の人もいますね。今日の話の最後に3年生の皆さん全員に贈りたい言葉があります。それは「風はすべて追い風 。わたしがどこを向くかだ」という言葉です。これは2015年に賞を取った広告コピーの言葉なのですが、とてもすきな言葉です。

「風はすべて追い風 わたしがどこを向くかだ」
高校3年間というドラマのクライマックスに向けて、ドラマの共演者である今周りにいる仲間と、すべての風を追い風にしながら進んでいきましょう。もちろん皆さんのドラマの共演者には、先生たちも含まれます。
皆さんの残り半年の高校生活が最高のものとなるよう、私たちも頑張ります。 以上で、私からの始業の会の話を終わります。

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