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0109 あけましておめでとうございます。始業式と能登半島地震について

令和6年がスタートしました。

1月9日、体育館で3学年23クラス集まっての始業式です。
(11月に決定しましたが、吹田東高校は来年度の1年生は9クラスになります。今の3年生が7クラス、1・2年生が8クラスなので、今年度から考えると2クラス増えて、4月には25クラス!体育館が狭くなるなぁ^^と少し心配です)

始業式では、1月1日に起きた能登半島地震の話をしました。

私自身が様々なニュースソースとともに見ていたのが、石川県立輪島高等学校のホームページにある「校長ブログ」です。

ご自身も被災されて家は住める状態でなくなっているにも関わらず、震災後すぐに教頭先生と高校に泊まり込み、避難所として高校を使用するための準備に奔走されたり、生徒達の安否確認に奔走されたり。

ネットが遮断されて、安否確認がなかなか取れない中、避難所周りをしたところ、生徒会長だった3年生が、たくさんの生徒の安全を確認をしてくれていた、というほっこりした記事もありました。

そして、輪島高校、全員の安全が確認されたそうで、ほっとしました。


(リンクが貼れないので、ぜひ「輪島高校ホームページ」を検索して読んでみてください!)

現地の様子、特に高校生の様子が一番分かるかと思い、始業式は、この校長先生のブログから話をさせてもらいました。

「今日という日は自分にとってはただの一日だったけど
 瓦礫の下で亡くなった方にとってはどうしても生きたいと願った一日だったんだろうなと思うと
 この疲れこそが生きている証でなんだか尊く感じます」(1月8日の記事より引用)

「避難所の様子をしっかり観察してください。誰がどのように動いているのか?
 そしてしっかり考えてください。自分は誰かのために何ができるのか?
 机の上で学ぶことだけが勉強ではありません。ボロボロになった自分の生まれた街から決して目を逸らさないでください」
(1月6日の記事より。輪島高校の生徒達に送ったメールだそうです)

大阪府にいる吹田東高校の生徒達が、これらの言葉から何を感じてくれたかは、それぞれだと思います。

私からは、本校で学んでいる「21世紀型リーダーシップ」を例に、まとめを伝えました。

21世紀型リーダーシップでは、組織を目的に向かって進めるためのプラスの行動は、すべて「リーダーシップ」と定義されます。

例えば、掃除の時間であれば、「今ある掃除用具では、落ちない汚れを見つけたので、新しい用具を買ってもらうように先生に頼む」ことも、「自分の役割だけでなく、まだ終わっていないところを手伝う」ことも、「決められた役割をただこなす」ことも21世紀型リーダーシップです。目的である「教室をきれいにすること」に対して「プラスにコミット」しているからです。
※「21世紀型リーダーシップ」はクーゼスとポズナーの「リーダーシップ・チャレンジ」をもとに、日向野幹也教授(現早稲田大学)により高校生・大学生向けに開発されたものです※

震災が起きたとき、ボランティアに駆けつけたり、募金をしたりすることは立派なリーダーシップ行動ですが、それらができないとき、今いる自分の生活を一生懸命生きることも「21世紀型リーダーシップ」だと私は思います。

合わせて、本校で第2期が始まっている「ルールメイキング活動」についても、同様に考えていると伝えました。

ルールメイキングの参加生徒の数が増えてくれたら嬉しい、というのが校長の想いではあるけれど、
参加している生徒を応援するのも21世紀型リーダーシップ、学校生活をしっかりと送ることも21世紀型リーダーシップ、
なぜなら「吹田東高校をより良くする」という共通の目的にプラスにコミットしているからです。

始業式が終わって早速2時間目からは授業開始。

冬休みの課題の達成状況が〇割だーという声も聞こえました。(提出日が明日だから大丈夫?ホントかな?)

令和6年も、吹田東高校と本校長ブログをよろしくお願いいたします。

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