10月8日、生徒の皆さんは、中間考査の1日目ですが、
我々は、その午後の時間を使って、大阪府スクールロイヤーの山口崇先生をお招きし、吹田東高校教職員人権研修を行いました。
スクールロイヤーがなぜ生まれたのかといったお話から、「子どもの人権保障」と「子どもの権利条約」について、
分かりやすく、教えていただきました。
子どもの権利条約については、昨年はNPO法人カタリバさんをお招きして研修を受けましたが、今回、さらに法律や条約の視点からお聞き出来て、かなり理解が深まったと感じました。
また、いじめ問題の初動や組織対応についても、改めて教職員皆で確認する良い機会となりました。
いじめ防止対策推進法の施行に伴い、いじめの定義は、かつてあった 「一方的に」「継続的に」「深刻な」といった文言が削除され、
「児童生徒に対して、当該児童生徒が在籍する学校に在籍している等当該児童生徒と一定の人的関係のある他の児童生徒が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものも含む。)であって、当該行為の対象となった児童生徒が心身の苦痛を感じているもの。」とする。なお、起こった場所は学校の内外を問わない。
とされています。
としたときに、「いじめ件数ゼロという学校の方が珍しく、おかしく感じる」というお話もあり、それは私もまったく同感です。
生徒の皆さんが苦痛に感じたことを、躊躇なく声をあげられる、安全安心な学校づくりをしていくことを、改めて決意しました。