生命、歴史、人、まつわる想い

昨日、1限目に生物で校内の樹木に関する授業があるとお聞きし3年生に同行しました。校内の樹木、その歴史、それにまつわる人の思い。目の前に現れている木々の姿とそれぞれが語りかける、それぞれが生きてきた時間に思いを馳せることで茨木高校の魅力の一端を垣間見る思いがしました。説明を伺っている中でどうしてもお伝えしたい印象深いお話がありました。それは、様々な木が元あった場所から植え替えられているということです。「校舎の改築を余儀なくされる中、卒業された先輩方が学校を訪れた際に、面影がなくなる母校の姿の中に、在学当時にご覧になった樹木を目にすることで当時を思い出してほしいという思いがあるからなのです。植え替えられた木々の生命を維持するために、関わる人たちが懸命に尽力し、今の姿があるのですよ。」と語られました。一つ、一つの歴史についてはここではご紹介できませんが、一つの命を守ることが次の命につながること、そしてその事実を知ることで次の命を守ることができるようになること、一言では表現できませんが、多くのことを感じさせてもらえる授業でした。

  この授業の中で得られたことはとても一度のブログのこの紙幅で語ることはできません。次回以降いろいろな場面でご紹介できればと思います。あまりにも良い時間を過ごせたので、今日から少し廊下を歩いて授業の様子を拝見したいと思います。よい出会いがありますように!