小雨が降る夏の空気を漂わせながら、時折、肌寒さを覚える。秋と夏が入り混じる10月4日(金)、PTAの社会見学を実施し、宝塚大劇場に行って参りました。華やかな舞台、あらゆる効果を使ってその舞台で様々な場面を示す演出。そして何より出演者の圧倒的な歌唱力と振る舞い、佇まい。多くの人が心奪われ魅了されていく世界があることを知らぬままに60有余年過ごしてまいりました。(父と娘に感謝)
学校全体の1割の方からのお申込み、その中から約80名の方にご参加いただきました。観劇までの約2時間を有効に利用できるよう道路での誘導、グループ分け、誰もが話をし易いトピックの設定。そしてその話題を共有できた後の相互が抱ける安心感などを考慮された密度の濃い時間を皆様過ごされていたように感じました。このふんわりした暖かい気持ちを分かち合える時間を作るために、何度もやり取りをされ、話し合いがなされ、診断、判断、決断をしてくださった文化委員 の方々をはじめとするPTAの委員の方々のお力添えに心より感謝申し上げます。
私自身は水色団(グループ分けは体育祭の団カラーによるもの。この配慮が本当に行き届いていたように思います。ふたたび感謝。)でお話をお伺いし、それぞれのお子様のご様子や茨木高校への思いをお聞きする機会となりました。開演までの間でもお声がけいただいたエールの数々に身の引き締まる思いがしました。毎年参加しているんですとお声がけいただいた保護者の方には昨年も心を寄せ、力を添えていただく言葉を頂いたように思います。芸術の秋を堪能させていただけたことはもちろんですが、交流の機会にお話しする機会を頂けたこと(なかなか普段お話しする機会がなかった方々とお話しできたことにも感激しました)、また、懸命に行事の成功を願い、企画、立案、実施まで力を尽くしていただいた委員のみなさまとご一緒できたことも幸せな時間でした。諸所、随所に、心を寄せて、声をかけられ、力を添えられる姿を拝見した時間はかけがえのない時間でした。学校が支えられる根幹を見たような思いでいっぱいです。重ねての表現になりますが本当にありがとうございました。
冒頭の私のあいさつでは、寺―侍、持、待、詩。正しい。止まる。理由、自由、曲がる。曲がりくねったからこそ出会える曲、景色があるというお話をさせていただきました。
生徒のみなさんが成長する姿をそっと、じっと、ずっと見守っていただけるようよろしくお願いたします。
10月5日(土)には第2回学校運営協議会を実施し、本年度の本校の取組みについてお伝えしました。茨木高校が培ってきた伝統的な文化を大切にしつつ、世の中の変化、要請に心寄せながら学校を運営していく方法を模索していくことが確認されました。さまざまな視座、角度からご意見を頂き、ありがとうございました。多くの方々に支えられて、明日より茨木高校は2024年度の後期を迎えます。