次なる茨木へ 茨木には次がある

  本日、茨木市より教育長と教育委員会より3名の方がお越しいただき、数学の授業と英語の授業をご覧いただいた。進学校なので入試を意識した、受験は...という授業を予想していたが大きく裏切られたことに喜びを感じるという言葉をいただいた。数学では、教科そのものの本質的な学びの上に、プリントの注意で囲まれた中身に記された「数学的に何でもかんでも処理することはできないが(厳密な定義ができれば別)考え方としては有力である」の言葉の深さに、日ごろ先生がおっしゃっている教科の学習と学問の本質と日常生活のかかわりが描かれていて驚きと喜びが交差した。何より( )の中身が大事なのだ。タイムマネジメントの関係上移動を余儀なくされたが、委員会の方が小さな声で「ここにずっとおりたい」という声は聞き漏らさなかった。

  英語の授業では発話を促しながら、その内容が聞き取るための手助けとなるように作りこまれた部分を拝見した。自分にとって大切なアイテムについて話をしながら、それが導入になっている。学習者をも気づかない中でスムーズな学びを促進している。秀逸だ。(My special item is EEE. I managed to reach 700. I have just 100 to finish memorizing. After that, I can start to ....)

  先生方、急なお願いにもかかわらず授業をお示しいただきありがとうございました。次なる茨木の体現の連続技でした。生物の標本、そして図書館の佇まい、図書委員の想像を超える活躍ぶりをご覧いただき、教育委員会の方々の大きく息を吐く様子に少し胸を張りたくなりました。(オノマトペなら「えっへん」だろうか)

  今日のご訪問がお互いのWINWINになることを心より願っております。お忙しい中、お越しいただきありがとうございました。

  午後からは、昨年までSCとしてお力添えいただいた花井先生から―高校生に寄り添う教育相談―という演題でご講演いただきました。専門家として様々な知見から問題を提起し、知識、技能を得られた上に、考え、話し合う機会をいただくことでスキルを身に着ける端緒を開いてくださいました。

  参加された先生方は、様々な世代が各グループで話題を共有し、実りある議論、明日への力を得たのではないかと思います。

  私からは最後にお礼の言葉を添えて、生徒と向き合うための5K(なぜローマ字?の声はあろう) 観察→気づき→声掛け→傾聴→共感 を上げ、この5要素がうまく機能するように日々取り組んでほしいというメッセージを送りました。ほんの2か月の空白でしたが、花井先生にお会いし、お言葉をいただけたことが想像以上に心を暖かくし、いかにお支えくださっていたのかを実感する機会となりました。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

最後に、今日のこの会の準備にあたり力を尽くしてくださった先生方、お疲れ様でした。多くの人に「初めて...」という機会が得られたと思います。ありがとうございます!