卒業生が訪ねてくれるようになった時ようやく深い意味で勤める学校に貢献できたと実感できるようになるということを以前、このブログで記したが、教育実習生が帰ってきたときに「教育」について思いを語り合えることは更なる深い実感を得る機会となる。自分が教えた(かかわったが正解か)生徒が教員を志望し、大学や社会で様々な価値に巡り合ったうえで、尚、自分の話を聞きたいとおもってくれていることにこの上ない喜びを感じる。教育の世界や取り巻く環境が大きく変わっているこの時代だからこそ、その中にあっても変わらない人の胸の中にある心の音を聞き取り、共感したいという気持ちを持つ人にぜひ教壇に立ってほしいという気持ちでいっぱいだ。
過去3年のブログを読み返すと5月の最後は教育実習に関して綴っているものが多い。併せて年度の2か月が終わること、それは6分の1が終わること、あっという間に過ぎた2か月に驚き、少し焦り、残りの時間を悔いなく過ごそういう決意の表れ、そして、だからこそこれからを担うであろう実習生に託す気持ちが強くなるのだろう。3年前、赴任した時に在籍していた3年生が75期生だ。次年度教育実習生として戻ってくる。
2025年度、残された時間はすべての人に共通、でも時間の重さや深さには大きな違いがある。味わい深い10か月となりますように!