イルクーツク、モスクワ、サンクトペテルブルク、シカゴ。4つの都市の共通点は何? シベリアの真珠・シベリアのパリ Windy City 芸術の街 世界遺産が眠る街 Gorgeous Delicious Fantastic 4つの都市を表すキャッチフレーズは?
教育実習最終日の昨日6月6日(金)、地理の授業での一コマだ。コンパクトに前回の授業を振り返った後、好きなパンを導入に小麦、ライ麦について言及した。作物と地理的要因に意識を向けながらメイントピック、亜寒帯へと移行した。思考が中断することなく興味の赴くまま好奇心の旅。この後、別業務で教室を後にし、再び授業に参加。冒頭のキャッチコピーの発表を見ることができた。地理の授業、暗記科目だという認識や入試のために必要だという観点からは想像もつかない展開。その特徴をどのような形で取り入れたら心に残り、さらにその知識を活用して今、そしてこれからの人生、生活に役立たせていけるのかを問うために生み出された問い。観光キャッチコピーだ。それぞれのアピールできるところを探し出す。そして、それをどのように表現することが人の心をつかむかを考える。町に対する敬意、愛情。それを受け取る人に対する敬意、愛情。その体験をすることと知識の獲得、人の心を動かす面白さ、喜びを得る機会が与えられている。とりもなおさず、実習生の「地理」という教科への愛情とそれを受け止める生徒への愛情に他ならない。尊い。本当に尊い世界だ。
学んでいた生徒のみなさんの中で観光にまつわる仕事をする人や外務省など国際関係の仕事に携わる人が出てくることを願って止みません。
実習生のあいさつの中で届けてくれた後輩を育てたいという先生方への感謝の言葉。うまく襷が受け渡されていることをただただ祈るのみです。教職への道はいばらの道です。選択するには大変な勇気がいることだということを十分承知したうえで一考願えればありがたいという言葉を一言添えたいと思います。
これからの未来に向けて実習生のために時間をささげてくださった先生方ありがとうございました。日常の業務が過多な中で育成に力を注いでくださったことに心より感謝申し上げます。ありがとうございます。