コンサートに行く。例えば、ドーム球場のアリーナ。まぶしいライトが照り付ける中でスモークが少し舞う。あぁ、やっとこの日が来て、こんなに近くでアーテイストのパフォーマンスを楽しめるのだと思うと胸が躍る。ふとパイプ椅子に視線をやると、連結するための金具が飛び込んでくる。急にその金具が愛おしくなる。この一つひとつをつないでくれた人がいるんだ。腰をかがめ、強度を確かめ、PutからSetへ。歌や曲や演奏の素晴らしさを堪能することはもちろん、この舞台を準備してくださったすべての人に感謝したいという気持ちになったことを思い出した。
朝早く、着替えを済ませグランドで懸命に準備する人たちがいる。マスコットを丁寧にケアする人がいる。準備のために制服のまま校舎内を歩き回る人がいる。一人ひとりのベストパフォーマンスができるよういろんなコト、モノ、ヒトをつなぐ人たちがいる。万全の準備をする多くの人たちの思いが実ることを心から願い、祈る。
多くの雲が太陽の日差しを遮りますように!