「空」「飛ぶ」というKey Wordを含む楽曲を2曲続けて聞かせてもらった。コーラス同好会のさわやかな秋にぴったりの歌声が青く澄んだ高くなった空とうまくマッチしていた。美術部、書道部の展示。何を選択し、なぜそれ(そこ)なのか、そしてどう表現するのか。様々な観点から味わえる。何より大切なのは、その作品一つひとつがその人にしか表現できないものであること。モノとして提示されるまでのコトの積み重ねに敬意を表したい。

天文地球科学部、生物部/レゴサークル、科学研究会自然が与えてくれたもの、人間の感性によって作り上げられたものを鑑賞いただく機会を提供している。さりげなく流れる動画やポスターは計り知れない功績であったり、ポンと置かれている剥製や石の数々は大変なご努力により保存されてきて展示されていることなどに思いを馳せてもらえれば幸甚だ。

説明を受けている小学生が、天文に関すること、石に関することに興味を持って聞きながら驚いている。近い将来説明する茨高生となってこの場に立っていてくれればいいなと心から願った。説明する部員たちの情熱と技に魅了された。
桜通り、いばこう竹炭、そのすべての道のりに興味深く問いかけられた方々や考査対策勉強会の示したプリントの数々を見て、「これ持って帰ったらあかんかな」と話し合っている来場者の姿は、茨高生の作品が見る者の心を強く揺さぶっている象徴的なシーンの一つである。
