第18回 大阪サイエンスデイ第2部 生徒研究発表会

はっきりとした大きな声で、会場にいる人たちに語り掛ける。そこにいる人たちへ届く言葉だ。資料の訂正を簡潔に伝え、レジュメで読んでもらい理解してもらう部分と発表の中で理解してもらいたいことが鮮明になる。最初のこの呼びかけで会場にいる人たちは聴衆となった。伝えたいと思っていることに注力している周りの人の息遣いを感じる。

研究目的、方法、表、グラフの説明と何度も練習してビルドアップしてきたであろうことが届けられる。丁寧で、誠実に、そして時に大胆に熱を帯びた発表が続く。鐘が一度なる。残り一分だ。最後の発表者の思いが伝わる。みんなで費やしてきた日々、時間、努力。すべて伝えるために、時間内に収められるよう、素早く、でも、要点を漏らさず伝えようとする姿勢に胸が熱くなる。発表者3人のみならず、全力で協力してくれた一年生部員や理科の先生方への思いも乗せられていた。質疑応答の際にも、今後のことへの示唆も含む熱く、厚い対応ができたことへの敬意は深く、大きい。

準備してきたこと、当日、体験できたこと、そしてこれからへ多くのものを残せたこと。大変だったろうからこそ、大きく変化する可能性を与えてくれたことへ心から感謝しています。しっかりと次に襷が繋がれていますように!

大阪工業大学、大阪府立天王寺高等学校の先生方、また、携わってくれた各校の先生方、そして茨木高校の先生方、多大なるご尽力ありがとうございました。