師走に入った。2025年も一カ月を切った。今日の夜より大寒波がやってくるという噂だ。朝の玄関でのあいさつも少しずつ厳しさが増してくる。吐く息は白く、手袋やマフラーに包まれた生徒の姿が多くなる。ほんのりと暖めてくれる陽光にほっとする。
それ以上に暖めてくれるのは、こちらに向けてのあいさつの声、携えられる笑顔だ。さらにうれしいのは声掛け。授業見学のため帯同してもらえないカンガルーボックス。今朝、登校中の生徒から「いただけますか?」という言葉を投げかけられた。いつも必ずこちらを見て挨拶してくれている。明日の朝、必ず手渡すことを約束した。
「今日の放課後、お話しする時間ありますか?」一緒に、面接練習で宝さがしをしたメンバーの一人だ。明日の朝、再度、予定の確認をすることにした。
「1m05㎝の記録が1m20㎝まで伸びたんです。」体育の走り高跳びの授業見学をした際に、つい我慢できずに、しっかりと踏み切ること、振り出し足を高く掲げることをお伝えした。昨日の授業で新記録という成果が出たことを報告してくれた。
心の中でこんなことを伝えたいなという想いは千も万もある。ほんの一言しか伝えられない中で、その言葉を受け止め、受け入れてもらえたことはこの上なくうれしい。
明日からは定期試験だ。いつもと同じように、「おはようございます」の言葉に、―勉強の成果が出ますように!体調に気を付けて!―という想いを込めて、思いを乗せて声掛けをしようと思います。
授業見学でたくさんのことを教えてもらっている。12月のブログで引き続きご紹介したい。