保護者向け進路説明会―言い忘れたこと

 6月28日(土)朝から保護者向けの進路説明会が開催されました。土曜の朝という設定にも関わらず、100名を超える保護者の方が参加されました。例年ならば、校長が挨拶して講師の方に講演をしていただくという手筈なのですが、どうしても保護者の方に伝えたいことがあったので、今回については係の先生に無理を言って冒頭に20分ほど時間をいただきました。

伝えたかったのは、以下の点です。

①市岡高校に入学していくる生徒のポテンシャルはとても高い。しかし、それに見合った進路実績が十分に出ていないということ。単位制に移行してから成果は上がっています。国公立現役合格30名前後を維持し、実績もⅤ字回復しています。しかし、もっと伸びる。現役国公立合格者数80名も可能であると考えています。ですから、保護者の方は、「現役で30名の生徒が国公立に行くのなら、あんたは無理やな」とか「せめて関関同立に頑張っていってよ」などの先入観で子どもに接しないでほしい。あらかじめ枠をはめてしまうと子どもは、子どもはそれ以上伸びようとしない。だから、「市岡、現役国公立合格30名」という先入観は捨てましょう。どの生徒も国公立大学に合格できる可能性を持っています。

②そのために何をすればよいか?その1点目です。「親子で将来を語ろう」ということです。意図は子どものモチベーションをしっかり育てるということです。大学進学はあくまでも手段です。その後の人生をどのように歩んでいくのかを話し合ってほしい。特に大学名を話し合うよりも学部を話し合ってほしい。どのような学部に進学にするかは、その後の人生をどのようなフィールドで歩んでいくのかに大きく影響します。ですからどの学部に進学して将来何をやりたいのかを話し合ってほしいということです。

③2点目。時間のマネジメントです。勉強:クラブ=5:5にするべきです。平日生徒たちは、15時30分に授業が終わって約16時ごろから2時間ほどクラブをやります。それならやはり毎日2時間は勉強する時間が必要です。明日の授業の準備だけでおそらく2時間くらいは軽く使うと思います。次に、勉強:スマホ・ゲームetc=4:1にすべきです。今の若者からスマホを取り上げることは、不可能です。どうやってうまく付き合うかです。私は、30分スマホに費やしたら、その4倍は勉強に費やすべきだと思っています。ですから勉強時間2時間です。うまく時間のマネジメントを親子でやってほしいと思います。

④ここで言い忘れたこと1点目です。クラブの時間の件です。クラブによっては練習時間に費やされる時間が長いという意見をお持ちの保護者もおられるのではないかと思います。そのほかにもクラブ活動にもっと援助をしたいとか、保護者同士交流をもちたいとか、いろいろ要望なり意見があるのではないかと思います。そこで、「クラブ保護者会」を組織しませんか?ということを言い忘れました。顧問の先生とも話す機会も増えると思いますし、クラブを頑張っているわが子の様子もよくわかる。「クラブ保護者会」の設立をお勧めします。

⑤さらに、是非とも言いたかったのは「地方の国公立を見直しませんか?」ということです。全国的に地元志向というものが強まっています。それで大阪では、大阪市大、大阪府立大の人気は高いのです。この大阪の地元校は、全国的にみても難関校の部類に入るのです。ですから、この二つの大学に行けなかったら(もしくは行く力が育たなかったら)関関同立でいいという流れがあります。そこで資料として提供したのが、2014年度就職率ランキングです。地方の国公立の就職率の高さが目立っているでしょう。関西では、有名である関関同立も就職率ランキングで見ると地方の国公立大学より下位にあるのです。それは、最後まで5教科7科目のセンター試験を頑張った実力が国公立大学にあるからです。やはり私学3教科型よりも5教科7科目型のほうが実力が付いているのです。

⑥それと私学に4年間通わせる資金があるなら、家を出して地方の国公立に通わせるほうが子どもの成長は早いと思います。「かわいい子供には旅をさせろ」です。18歳になったら他人の飯を食わして自立させることを考えましょう。かわいくて優秀なお子さんは、いつまでも手元に置いておきたいと思いますが、いつかは必ず「親離れ子離れ」するものです。その時期が高校卒業、大学進学の時期だと思います。

⑦最後に、現役生が学力が伸びて成果が見えてくるのは12月以降です(河合塾の講師の方は1月だとおっしゃってました)。それまでは、勉強しても勉強してもなかなか成果が出てこないのです。特に11月ごろが一番きつい。だんだん、センター試験も近付いていくるのに、模擬試験の結果も芳しくない状態が続きます。でも、現役生はそれが普通なのです。通常、11月ごろからセンター試験の1月ごろまでで、偏差値は5ポイント以上伸びます。ですから、粘ることが大切なんです。粘って、粘って、粘って、最後まで粘ることが大切です。さらに、国公立の後期試験は辞退率が高い。55%です。ですから、倍率も下がります。狙い目なのです。だから、もう一度言います。粘ることです。それが大事。

⑧これが言い忘れた2点目です。苦しい受験を乗り越えるためには、団体戦で取り組むことです。お互いに切磋琢磨し、みんなで受験勉強に取り組む雰囲気が大切です。受験は団体戦なのです。全員でしんどい受験を乗り越えることが大切です。

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