市岡高校支援人材バンクをリニューアル!

 「市岡高校支援人材バンク」(以下「人材バンク」と略します)をリニューアルしました。この人材バンクは、以前にもありましたが、今回目的をより鮮明にしました。意図は、三つです。

=一つ目=

 「世のため人のため」に役立つ市岡の生徒を育てたい。志を持って社会貢献を行える市岡の生徒を育てたい。私は、「ノブレス オブリージュ」という言葉が好きでよく使うのですが、直訳すると「貴族主義」と訳されます。これは古代ローマからの伝統で「貴族のように社会的に優位にある者は、その持ち物(地位とか財産)を社会のために使わなければならない」ということです。近代になってからは、エリート層の社会貢献の精神として「能力のあるものは、その能力を社会のために使え」というように、その言葉の使われ方も変わってきます。わたしは、市岡高校のように旧制中学の伝統を引き継ぐ高校は、この精神が大切であると考えています。そこで、市岡高校の卒業生や在校生・卒業生の保護者で、自分の体験をもとにこの「ノブレスオブリージュ」の精神を語れる人を募集したいと考えています。このように書くととても高邁で崇高な人生を送っていなければならないと思ってしまうかもしれませんが、そうではありません。どんな職業でも人の役の立っていない、社会の役に立っていない職業はないと思っています。社会の一線で頑張っておられる人たちの話を聞くことで、今まで知らなかった仕事の内容を知ったり、苦労を知ったり、そして何よりも仕事に従事している人の「思い」を聞くことができると思っています。そんな「思い」に高校生を触れさせることで、高校生のハートに志の火をつけたいと思っています。そんな人を人材バンクに募集したいと思っています。

=二つ目=

 「グローバル人材」の育成を行いたい。今、グローバル人材という言葉がはやっています。英語が堪能で世界をまたにかけて働く人材というイメージがすぐに頭に浮かぶ言葉ですが、私は少し違うと思っています。英語が堪能であるとこにこしたことはありませんが、重要なのは「グローバルな精神」のほうです。つまり、こういうことです。インターナショナルとグローバルの違いです。日本という自国の立場に軸足を置いて他国との関係を考えるスタンス、これはインターナショナルなスタンスです。グローバルなスタンスとは、まさに字のごとく世界を地球的規模で俯瞰できる視野と精神で眺めることができる「世界の目」を持っていることです。そこでは、人種・民族・地域・文化・風習の違いを乗り越えた「基本的人権」の精神が最も重要になります。この精神を生徒に育てたいと思っています。ですから、海外で活躍している人でなくても、国内で外国人とともに何かに取り組んでいる人でもいいのです。重要なのは、「グローバルな精神」を語れる人を募集したいと思っています。

=三つ目=

 生徒の知的関心を刺激したい。大学や企業での研究や開発の最先端を語ってもらうことにより、生徒の知的関心を刺激したいと思っています。市岡高校の生徒の大半は、大学に進学します。大学で何を学ぶのか、その学んだことは、社会でどのような役に立っているのか、を生徒に教えてやりたい。単に大学に入学することが目的ではなく、将来の自分の社会的使命を自覚させ、大学に進学する目的を明確にしたいと思っています。

具体的には、毎年1年生を対象に「職業がインダンス」を開催していますので、このような場で語ることをイメージしていただければありがたいです。このほかにも学年集会や全校集会などでの講演会という大規模なものから、小グループによる座談会のようなものまでいろいろと生徒に語っていただく場面はあると思います。市岡高校の卒業生の方には、豊富な人材が揃っていると聞きます。是非ともこの人材バンクへの登録をよろしくお願いします。

詳しいことは市岡高校のホームページをご覧ください。登録方法や要綱が掲載されています。

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