ガンバレ!市岡生№11

 12月11日午後から河合塾の2015入試情報分析報告会に参加してきました。ここで、要点を報告して情報を共有したいと思います。

1.センター出願者数について

 出願者総数は559156人(前年560672人)なので、前年度比は変わりません。ところが、現役生と既卒生の割合が大きく変わっています。現役生が12064人の増加、既卒生が13580年の減少です。率にすると現役生が前年度比103%、既卒生が88%です。既卒生が1割以上の減です。ですから、現役生が占める割合が高い入試になる傾向が強い。同じ土俵で戦う傾向が強いですから、チャンスはどんどん広がっているといえるでしょう。

2.系統別志望動向について

 河合塾主宰の第3回全統マーク模試から見る志望動向によると、文低理高傾向はあいかわらず続いているといえます。しかし、文系学部でもグローバル志向から国際系は人気ですし、数年来不人気が続いていた法・政治系は、国公立大学の志望者減は底を打った感があり、私学では増加に転じているということです。理系も人気は高いものの理学部系は減少、工学系は増加という傾向です。もう少し詳しく情報を知りたい人は、校長室まで来てくれればお話しします。

3.後期入試の倍率と欠席率

 後期入試は、募集人数が少ないので発表された倍率はとんでもない数値に見えますが、実際の倍率は違うということです。さらに、年々後期試験の欠席率は増加しているということです。2013年入試では、国立の欠席率が53.8%、公立の欠席率が54.7%なのが、2014年入試ではそれぞれ54.8%、55%に増加しています。たとえば、兵庫県立大の欠席率は、60.3%、岡山大は61.6%、島根大は61.8%、香川大は64.1%です。ですから、現役合格を目指すなら、前期は第一志望で勝負!後期は地方も視野にいれて受験大学を考えれば前期がだめでも後期で合格という可能性が高いということです。ちなみになぜ欠席率が高いかというと、①前期や推薦入試で合格した②私学に合格したという理由です。①の理由はなるほどと思えますが、②の理由は私立大学に合格して「ほっ」として、後期受験まで気力が持たなかったのではないかと思います。大学卒業後のことも考えて、安易に妥協せずに最後まで粘ることが大切です。

4.関関同立・その他の大学受験について

 今年の関関同立で特徴的なことは、関大と立命が志望者を増やし、同志社と関学が志望者を減らしていることです。これは、立命館が政策科学部と経営学部を茨木にキャンパス移転をする。この影響がかなり出ています。この影響をもろに受けたのが、関学で関学の経済系が前年度比90%の志望者、同じく経営・商系が88%、政策系が96%の志望者になっています。そのほかの学部でも関学は志望者を減らしており、関関同立の中では最も志望者を減らした大学です。「関学は、スーパーグローバルユニバーシティに指定されているにもかかわらず・・・」というのが説明者のコメントでした。

 近大は、相変わらず志望者が増えています。今では、全国ブランドになりつつあるというのが、河合塾のコメントでした。「近大マグロをはじめ、大学からの発信がとてもうまい」ということです。あと、龍谷大が農学部を開設することはかなり認知が高くなっているということです。

以上、河合塾の分析会のあらましの報告です。最後に私から。受験動向を知ることは大切なことだと思います。ただし、その情報に振り回されてはだめです。易化傾向の大学や学部があるからといって、今まで考えていなかったような大学や学部を受験することは勧めません。そういうことをして合格する生徒より、やはり第一志望を貫く生徒のほうが合格する率は高いのです。私からは次のようにアドバイスしたい。

①浪人も視野に入れている場合

 前期も後期もひたすら第一希望を受験しましょう。それしかない!ただし、今年、どれだけ自分の学力がついたのかを判断するために、志望する学部と同じ系統の関関同立の受験をやればいい。本番の雰囲気になれるためにも一つか二つ受けるといいでしょう。特に立命か同志社をうけて腕試しするのが良いと思います。

②現役勝負の場合

 前期入試は、第一志望です。よっぽどセンター試験に失敗しない限り第一志望で行きましょう。センターリサーチでD判定ならGO!です。E判定でも上位のEなら受験しましょう。逆転もあるのですから。ただし、センター逃げ切り受験の配点なのか、逆転ありの二次配点重視なのかはよく見極めてください。後期入試は、センターの結果をみて判断する必要があります。第一志望をやめて第二志望、第三志望を視野に入れることも必要です。その時は、地方の国公立も視野に入れてください。学びたい学部、学科は全国を見ればいろいろありますから。以前勤めていた学校の経験から後期入試の大切さを私は痛感しています。安易に私学に流れず、最後まで粘ることが大切なのです。

最後に、ここからが現役生の伸びる時期です。最後まであきらめない、頑張ってきた自分を信じてやりぬきましょう。粘った者が勝利をつかみます!

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