芥川賞・柴崎さん、直木賞・黒川さんW受賞記念式典

 12月21日14時より大正区区民センターで、芥川賞を受賞した柴崎友香さんと直木賞を受賞した黒川博行さんのW受賞記念の式典・トークイベントが催されました。お二人は、共に大正区の出身。それも大阪市立大正東中学校の先輩・後輩の間柄です。芥川賞と直木賞の同時受賞者が同じ市、それも同じ区出身というのも極めてレアケース。その上、同じ中学校出身ということですから、おそらくこのようなケースは今後も起こらないであろうと思うほどの超レアケースです。

 イベントは、第一部の式典、第二部のトークイベントの構成です。一部では、大正区のイメージキャラクター「ツージィ」と区長のお出迎えで始まりました。二部では、スタンダードブックストアの中川和彦さんの司会で、二人のトークイベントです。柴崎さんは、生まれ育った土地でのトークなので、とてもリラックスされている様子で話をされていました。彼女の口から大阪弁が出るので、「やっぱり大阪の人なんだなぁ・・・」(当たり前なんですが)と改めて思いました。初めてお会いしたのは、東京市岡会の7月の同窓会。その時は、芥川賞受賞発表前です。2回目が9月で、同じく東京市岡会主催の受賞祝賀パーティでした。いずれも東京での会であったので、彼女の口から明確な大阪弁を聞いた記憶がなかった。だから、今回、彼女の大阪弁は、とても新鮮に聞こえました。

 トークにはお二人の友人が登壇されて、昔の話などが披露されてお二人の人柄やエピソードがよくわかるトークでした。受賞された賞をそのまま表すようなお二人の対照的なキャラクターも、トークに厚みを増していたと思います。トークが終了したあとは、出身学校の後輩たちによる質問コーナーです。大正東中学校・泉尾高校・市岡高校の生徒を代表しての質問です。市岡高校からは、2年生の荒川さんが質問しました。質問は「日頃読まれる小説はどんなジャンルですか?」という内容です。柴崎さんは「SFなんかも読みますよ」というお答え。黒川さんは「小説は読まないな。ノンフィクションはよく読みます。小説を書くために読んでいますね」というお答えです。黒川さんは、トークの時はざっくばらんな雰囲気で話しておられましたが、生徒の質問にはかなりシビアに答えておられました。「常に小説のことを考えている」「短編小説は、あらかじめプロットを考えるけど、長編小説では大事なのは登場人物のキャラクターが大事。キャラクターが決まれば、あとは一緒に小説を書いていく」など、「プロやな・・・」と思わせるコメントでした。柴崎さんも同じく「最初のころは、小説の全体の構想を考えたけど、いまではあまり考えずに書き出しますね。そのほうがおもしろい」と答えておられました。最後に泉尾・市岡両校の生徒による花束贈呈。市岡からは、2年生の前更さんが贈呈しました。

 最後に、今後の小説の話があり、柴崎さんは1月に新しい本を出版するとのことです。「今度の小説には、事件が起こります!」ということなので、楽しみですね!出版されたらさっそく読んでみようと思います。

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