本日3月17日、南市岡小学校の卒業式に出席さていただきました。式次第をいただくと、ちょっとびっくりしました。卒業生は、17名です。「こんなに少ないの?」というのが正直な気持ちでした。
式場に入るとすでに在校生が着席していました。児童を数えると、やはり20名いません。「少子化ってここまで進んでいる?」と思いました。市岡高校は、毎年320名の定員枠なので、少子化の進行を実感することはあまりないのですが、今日のような現実を突きつけられると、ちょっと考えてしまいます。
式は、小学校らしく、卒業証書をいただく前に、自分の将来なりたいことをみんなの前で宣言します。
野球選手になりたい!
先生になりたい!
幼稚園の先生になりたい!
パテシエになりたい!
大工さんになりたい!
ほんと、一人一人の夢があっていいな...と思いました。これから、中学校、高校と学校生活を送る中で、その夢が実現する方向に一歩でも近づくことを願っています。
そして、中学校や高校と違うのは、卒業生と在校生が共に創る「別れの言葉」です。一人一人が6年間の気持ちを込めて、そして先輩を送り出す感謝の気持ちを込めて、伝え合う言葉には正直心が熱くなりました。在校生の女の子が、涙を流しながら卒業生に力いっぱい語りかけている姿には、こちらも涙がでました。互いに20人に満たない卒業生・在校生の言葉と気持ちの交換でしたが、本当に精一杯伝えあっている姿から、人数以上の気持ちを受け取りました。
卒業生に皆さん!本日はご卒業おめでとうございます。あなたたちが、中学校を卒業して市岡高校で学んでいただけることを願っています。
そして、素晴らしい卒業式に臨席させていただきありがとうございます。南市岡小の校長先生はじめ教職員の先生方、PTA、保護者の方々、そして元気な姿で卒業生を送り出した在校生のみなさんに感謝いたします。