オーストラリアサイエンスツアー報告
サイエンスツアーとして、3月4日（土）から、12日（日）にかけて、15名の生徒がオーストラリア、クイーンズランド州のFraser Coast Anglican Collegeで英語の理科授業、探究発表会、ホームステイを行いました。理科の授業では、ユーカリやバンクシアなど現地の植物の分類に挑戦。探究発表会では、はじめはすごく緊張していましたが、熱心に聴いていただき、盛り上がりました。ホームステイは、短い間でしたが、ホストファミリーの愛に包まれ、お別れの朝は涙を浮かべている生徒もいました。貴重な経験でした。
さらに！サイエンスツアーならではのイベントとして、世界遺産のFraser島での生態観察、モギルコアラ病院、カランビン野生動物病院訪問、カヤックでの野生コアラ観察などが盛りだくさん。フレーザー島は世界最大の砂の島。山の中の砂の小道のわきには、静かで透明な小川がゆっくり静かに流れていました。砂の中の腐葉土や、それらが蓄えた水がつくる、豊かで不思議な熱帯雨林でした。マッケンジー湖も透明で素敵でした、ちゃんと水質調査もしています。カヤックの川下りでは、野生のコアラを発見！コアラは何をしてたかって、寝てました！コウモリのコロニーも観察できました。コアラ病院、野生動物病院ではコアラの生態を詳しく教えていただき、珍しい標本も見ることができました。オーストラリアでは、野生動物は国のもの、という法律があるので、積極的に保護し、自然に返すことを目的としています。野生動物保護や、生態系保護の視点で自然の利用や開発が行われ、経済効果優先の日本との違いを目の当たりにしました。一人ひとり、今後どうすればいいかを考えていました。
特別な体験をした15人。また行きたい！との声も。どのように感じ、何を学んだか、続きは直接聞いてみて下さい。応援してくれた多くの方々に感謝します。