7月20、21日。1・2年生23名で天文学研修に参加してきました。
まず訪れたのは「兵庫県立人と自然の博物館」。自然や環境、展示方法について学びます。

昆虫標本と最新研究論文に静かに熱いまなざしをそそいでいました。

続いて、佐用町にある「兵庫県立西はりま天文台」に移動。昼間の星と太陽の観察、なゆた望遠鏡の見学、天文講義など、盛りだくさんのプログラムが続きます。

非常に暑い一日でしたが、「普段とは違う環境で学びたい」という生徒たちの意欲的な声にこちらも励まされました。
講義では超新星爆発の話題も登場。1054年のかに星雲は藤原定家「明月記」に記録あり。当時の陰陽博士たちの観測の鋭さなどに私も触れながら、宇宙の壮大さと長い時間の流れに思いを馳せました。

夜になるといよいよ観測の時間です。
落雷予報のため、様子を見ながらの実施となりましたが、一般参加の方々とともに、月や夏の特徴的な星々を観測することができました。
その後は、お楽しみの「60cm望遠鏡によるオリジナル観望会」。
生徒たちが事前に調べてきた天体を探して観測するもので、生徒たちの探究心と研究者の方の熱意とが合重なり、これまで以上に盛り上がる観望会となりました。
中でも印象的なのは、はくちょう座のくちばしの位置にある二重星「アルビレオ」。青と金色に輝く美しい星の対比に、心が強く引き付けられました。
夜空の美しさも、望遠鏡越しに見た星の姿も、なかなか写真には残せません。
だからこそ、星空を見上げながら過ごす時間がそのものが貴重な体験となりました。

ややや曇りがちな天候でしたが、夜が更けた後は、天文学部員を中心に自由観測会を実施。雲の切れ間を待ちながら、2時間以上粘り続けました。
そしてついに、ベガ、デネブ、アルタイル‥さらに土星の姿を確認することが出来ました。

昆虫について詳しく教えてくれた生徒、望遠鏡を自在に操作していた生徒に「なぜそんなにできるの?」と尋ねると、返ってきた答えはシンプルでした。
「好きですから。」
その言葉に、この研修で最も大切なものが表れているように感じました。好きだから学ぶ。もっと知りたいから挑戦する。その衝動こそ、何より大切にしてほしいものだと思います。
なお、今回は希望者多数のため抽選での参加となりました。参加できなかった皆さんも、ぜひ来年チャレンジしてください。
