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【No.84】 スタートラインは~♪君のためにある~♪ by 悠以

  • 昨日(7月5日)は午後から、泉ヶ丘駅前のビッグ・アイで「人権講演会」を開催しました。かなり激しい雨が予想され、そして学校から会場までは少々距離があるので、事前にバスの増便もお願いしましたが無理とのことでしたので、授業を短縮し、開始時間も遅らせての実施となりました。
  • 講演の内容は、「二色の声を持つ歌姫」悠以さんのトーク&コンサート。前半のトークでは、性同一性障がいの彼女自身(男性として生まれました)の、これまでの生い立ちを赤裸々に語ってくださいました。障がいに苦しんだ経験だけでなく、ご家族はもちろん、担任の先生やクラスメイトなど、多くの信頼できる人々との出会い・関わりの中で自分は恵まれていることに気付いたとのお話が印象的でした。生徒たちには、「自分は新しい名前を授かって自分らしいスタートを切るのに18年かかった」「皆さんはスタートを切っていますか?」「一人でも多くの人が同じタイミングでスタートラインに立てる世界になって欲しい」と訴えていらっしゃいました。
  • 後半のコンサートは、まさに悠以さんの独壇場、女性の声と男性の声を交互に使い分け、「アナと雪の女王」「365日の紙飛行機」などのカバー曲、そしてオリジナルの「スタートライン」などを熱唱してくださいました。最初、歌声の切り替えに会場は大きくどよめきましたが、手拍子・拍手とともに大きな歓声で盛り上がったコンサートとなりました。
  • コンサート中にステージ上から撮った観客席の写真が、すでに悠以さんのブログにアップされています。コンサートの一体感が伝わってきます。悠以さんの実際の歌声はYouTubeでどうぞ。
  • 悠以さん、そしてピアニストを含めスタッフの皆様方、素晴らしいトーク・コンサートをありがとうございました。お礼申し上げます。

堺東高校 校長  栗山 悟