じいちゃんマッタケ!
夢、 ゆめ、ユメ。 将来の夢といえば、 マツタケの完全人工栽培を成功させる。山に採りに行くのではなく研究室で培養して、一年中作って食べられる。今は多分、こんなところです。 でも実際は、マツタケに関しての知識はまったくありません。
悲しいことに・・・。 一般的なことしかありません。
それでも、マツタケを育てたいと思うのは、小学生の時にマツタケを採りに行ったことがすべてのきっかけです。 山の中を探して2時間、 ようやく見つけたマツタケ。 しかし、 名人のじいちゃんしかわかっていなかったことが、すごく悔しい。 その後も探し続け、 何度、「見つけよう!見つけよう!」と 思ったことか・・・。 結局、山を降りるまで自分では見つけられなかった。 トータルで多分4時間山にいましたが、全部で5本採れて自分で見つけたものはひとつもない。 全部じいちゃんです。 悔しかった。 なぜ見つからない? 気付かない?
今思うと、なぜ小学生のくせにそんなことを思ったか不思議ですが、たぶんかっこ悪いからだったのだと思います。 この時です。 一番に見つけたじいちゃんが、すごいと思ったのは。 だから、 「ぼくも見つけて、すごいって思われたいなぁ。 僕がじいちゃんに思ったみたく。」 この思いが6年たった今、ふっと出てきたのです。まだ誰も出来ていないことだと先生から聞かされた「マツタケの完全人口栽培」 これを聞いた時、 「やるしかない!!」 小学生時代のリベンジを果たすべくこのように思ったのです。
このような理由がありますが、これが夢などと人に話すのは恥ずかしいです。でも、今現在の夢はこんな感じです。 まずは、 大学に進み、マツタケ研究に必要な技術と知識を学び、最終的には、 自分で作ったマツタケを、じいちゃんに食わせることです。 「よくやったな」 と言ってもらいたい。
まぁ、いつの話になることやら・・・。
3年 田中謙一郎
「高校生の夢」47都道府県 47人の高校生の夢 ~夢を持って進路を決める~
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