今日は、まず1限目の1年生「理数化学」を見せてもらいました。
今日のテーマは、「電池の応用(電極、電解液の反応量)」。
1836年に最初の実用電池として、「ダニエル電池」が作られ、
ダニエル電池の課題(電極が減る)を解決するために、26年後「鉛蓄電池」が作られました。
鉛蓄電池は、現在でもつかわれていますが、「鉛蓄電池」の課題(鉛は環境に悪い)を解決した
高電圧の新電池として、「リチウムイオン電池」が作られたこと、
リチウムイオン電池のコバルトは、希少なので、これに変わる素材の追及が今、求められていること、
(11月26日に「科学者・技術者講演会」[→こちらをクリック]でお話しいただいた
産業技術研究所主任研究員 理学博士の田渕光春様もこれに取り組んでおられます。)
さらにクリーンな新電池として、「燃料電池」の開発が進められていることなど、
電池を例にしながら、過去も現在も、先行研究の課題解決に向け取り組んできていること、
皆さんが行っている課題研究や探究活動の取組みの意味についても理解を深めていくことができました。
最後に、鉛蓄電池についての定量的問題に取組み、今年度最後の「理数化学」の授業が終了しました。
(来週は、鉛蓄電池についての実験です。)