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シリーズ特別支援教育「個別の教育支援計画・指導計画について(1)」

教頭室(とは言っても、倉庫ですが...)を掃除していると、大阪市時代の資料が見つかりました。

その中に、「個別の教育支援計画」「個別の指導計画」に関する資料がありました。本年度も折り返しを迎えた10月ですし、個別の教育支援計画・指導計画について、もう一度みなさんと確認したいと思います。

ちょっと退屈かもしれませんが、歴史的背景について解説します。

平成11年3月、文部省(当時)は新学習指導要領を公示し、自立活動と重度・重複障がいのある児童・生徒の指導に関して、個別の指導計画を作成することが義務づけられました。そして、障害者基本計画(第2次計画:平成15年~24年)によって平成17年までに盲・聾・養護学校においては「個別の支援計画」を策定するよう求められました。

その後、平成17年12月に中央教育審議会から、個別の教育支援計画の推進と個別の指導計画の学習指導要領等への位置づけを行うことが答申されました。

平成19(2007)年4月、学校教育法等の改正が施行され、それまでの「盲・聾・養護学校」が「特別支援学校」に改められました。また、小・中学校等においても特別支援教育を推進することが明示されました。「特別支援教育元年」と呼ばれる年です。

今回見つかった資料は、これを遡ること5年、発行は2002年4月(平成14年)となっております。

ですから、文部科学省が学習指導要領を公示したのち、個別の教育新計画や指導計画を作成するにあたって、その理念や策定について「教職員はもとより、子どもたちそして保護者・関係機関の方々に、その支援の内容をより具体的に、そしてわかりやすく示す」(CDジャケット「プロデュースにあたって」より抜粋)ことから、このCDがつくられました。

IMG_7897s.jpg

改めて個別の教育支援計画・指導計画について振り返ってみました。
先達の残した資料を見て、改めて個別の教育支援計画・指導計画とはなんたるかを再確認しました。

そこで、しばらくの間、「シリーズ特別支援教育『個別の教育支援計画・指導計画』」と銘打って、このブログを読んでいただいている方々と「個別の教育支援計画・指導計画」について、改めて再確認したいと思います。

お付き合いいただければ幸いです。
また、ご質問等がありましたら、このシリーズについてはコメントを書き込むことができるようになっておりますので、ご記入ください。

(教頭 内田)

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