本日(8月26日)は、まず茨城県立盲学校との準決勝戦が行われました。
息を合わせたかけ声を出し、自分たちのリズムを作る相手チーム。それに翻弄されることなく落ち着いたプレーを見せる大阪北の選手たち。両チームともにチームのカラーを全面に出した試合が展開されました。
大阪北の選手は、練習で磨きをかけたレシーブ力で簡単に相手のスパイクを通しません。さらにレシーブから前衛へのパスで得点に結びつける場面も見られ、練習の成果がよく発揮された内容になりました。
1セット目は 15対10 で大阪北が先取しました。
2セット目も大阪北の猛攻は止まらず、序盤にサービスエースを含む連続ポイントで一気に相手を振り切り、終盤に少し追いつかれたものの 15対7 となり、セットカウント 2対0 で目標としていた決勝戦に進むことができました。
決勝戦の相手は、近畿大会でも優勝を争った大阪南視覚支援学校です。
試合開始直後から全力で攻める両チーム。大阪北が一歩リードしては相手に追いつかれ、また一歩リードするというとても苦しい展開が続きました。
そんな中でもやはり大阪北の持ち味である正確なレシーブと威力のあるアタックで、3点差をつけてリードする場面もみられました。
1セット目は今大会唯一のデュースが続き、最後まで気を抜けない緊迫したセットとなりました。粘り強さの面で相手チームが一歩リードし、 16対17 でこのセットは相手に譲ることになりました。
2セット目はさらに相手のギアが上がり、大阪北の疲れやミスも目立ち、序盤から点差をつけられ、 6対15 となり、セットカウント 0対2 でおしくも準優勝という結果になりました。
「決勝戦で会いましょう」という大阪南視覚支援学校の皆さんとの約束を果たすことができたこと、またそれ以前に全国大会に出場することができたことは、選手たちに大きな自信を持たせる素晴らしい経験となりました。
この夏に学んだことや悔しい気持ちを糧にし、来年の全国大会では有終の美を飾れるよう1年間練習に励んでいきたいと思います。来年はもう一段階成長した選手の姿を見ることができると思いますので楽しみにしていてください。
選手のみなさん、ゆっくり休んでまた一緒に練習しましょう。本当にお疲れ様でした。
最後に、今回の大会に向けて応援していただいたすべての方々、本当にありがとうございました。皆様の応援がなければここまで辿り着くことはできなかったと思います。
フロアバレーボールは今年で終わりではなく、これから歴史を作っていくスポーツだと思います。選手たちもすでに来年に向けて目標を立て始めています。引き続き多くの方々の支援が必要となりますので、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
(クラブ顧問 福本)