9月21日(水)、大阪公立大学医学部にて解剖実習を見学させていただきました。
生前に献体登録をしていた方が亡くなられた後、ご献体として提供され、医学部の解剖実習などに用いられます。まずは、そのような方々の協力があって初めて解剖が成り立っているということを肝に銘じて、提供してくださったご献体とそのご遺族の方、また大阪公立大学医学部の皆様に改めてお礼申し上げます。
限られた時間でしたが、生徒達は積極的に見学に取り組みました。日ごろ、はりやあんまの実習の中で筋肉、皮下組織、皮膚などを手で触れていますが、実際に献体で確認するとその細かい構造を知ることができ、より繊細な感触が伝わってきます。生徒のみならず引率教員にとっても大変貴重な体験をさせていただきました。
また、こちらからの質問に対し、医学部の学生さんはとても丁寧に説明してくださり、同じ医療従事者をめざす者として、モチベーションを高める良い機会にもなったようです。
今回の見学を通して、何か一つでも確かな収穫が得られたという感触を持てたなら、その収穫を今後の臨床実習や、国家試験の受験勉強に活かすことができるでしょう。