- エンジンのうなり音をあげてグランドを疾走する車が、そのまま自転車に激突! ガッシャ~ン!!自転車は見るも無残な形にひん曲がり、衝撃の激しさを表していました。
- 目の前で見る、衝突事故の実際。車に同乗していた生徒と担任の先生は、恐怖を味わったことでしょう。事故の凄さを目の当たりにしましたが、車の速度はなんと40㎞。普段車に乗り慣れていると40㎞は遅く感じますが、そんな速度でも大事故になることを実感しました。
- 先週金曜日(12月15日)は、「交通事故をなくす運動」堺市推進協議会による自転車交通安全教室として、Action & Stunt Team WORSALのスタッフの皆さんによる「スケアード ストレイト(Scared Straight)」の実演をグランドで行っていました。自転車と歩行者、自転車単独、自転車同士の事故の再現はもちろん、車に乗り上げフロントガラスが粉々になるスタントや、大型車に巻き込まれて引きずられるスタントまで、プロフェッショナルによる事故の再現は迫力満点でした。
- 事故の実際をリアルに再現して、その恐ろしさに触れて学ぶ教育手法-Scared Straight まさに「百聞は一見にしかず」といったところでしょうか。最後は、実際に事故で息子さんを失ったお母様からの手紙を、スタッフの方が静かに読み上げてプログラムは終了しました。激しいアクションに興奮気味だった生徒たちも、水を打ったように静まり返り神妙な面持ちでした。
- 被害者になるのも加害者になるのも御免です。生徒の皆さん、自分も他人もかけがえのない命であることを肝に銘じて、日々の安全に努めてください。
堺東高校 校長 栗山 悟