私は子どもの頃から星を見ることが好きで、教員としての専門教科は理科の地学です。
今年も地学部が夏合宿を行っている和歌山県の「かわべ天文公園」に、8月12日21時半頃~24時半頃に突撃訪問を行いました。
風が止み、全天晴れ渡った絶好の天気でした。大阪などの大都市から離れた天文公園ですから、大阪では見ることが難しい『天の川』もしっかり見えていました。
ペルセウス座流星群の極大日に近かったため、流れ星もたくさん見ることができました。
地学部のみんなは、昼間は紀伊半島海岸沿いの地層観察を行い、夜は天体観測というスケジュールで、頑張って活動していました。
私の撮影した以下の写真は、コンパクトデジカメで撮ったもので、ノイズが多く、綺麗な写真ではありませんが、地学部員はデジタル一眼レフカメラで撮影していましたので、もっと綺麗な星空の写真を文化祭で見せてもらえるかなと期待しています。
夏の南天の天の川(銀河系中心方向)、さそり座、いて座
いて座(南斗六星)、銀河中心方向
右側から、かんむり座、ヘルクレス座、へび座とへびつかい座
左の明るい星が織姫星(こと座のヴェガ)、右の明るい星が彦星(わし座のアルタイル)
カシオペア座、アンドロメダ座、M31星雲、二重星団
カシオペア座、アンドロメダ座、ペルセウス座、三角座、おひつじ座、右下の明るい星は木星
観測に励む地学部員と顧問。背景には、天の川、いて座、やぎ座、みなみのかんむり座、つる座などがあります
夏の大三角(明るい3つの1等星で構成。左側に頂角を向けたほぼ二等辺三角形。頂角部分の星がアルタイル。底辺の上端の星が白鳥座のデネブ。底辺の下端の星がヴェガ。)
みずがめ座方向に見えていた土星を天体望遠鏡で拡大し撮影
夜半になり北東の地平上に昇ってきた昴(プレアデス星団、中央下部の星が集まったところ)
右の明るい星は木星
昴(プレアデス星団)を望遠撮影。六連星(むつらぼし)という和名もある