• トップ
  • 2023年
  • 8月
  • クビアカツヤカミキリ(外来カミキリムシ類)等による被害への注意

クビアカツヤカミキリ(外来カミキリムシ類)等による被害への注意

農林水産省、林野庁、環境省より文部科学省を通じて、外来種である「外来カミキリムシ類」に関する情報提供及び注意喚起がありました。

令和5年7月時点で、クビアカツヤカミキリ(体長4cmほどで黒い体に赤いマフラーを巻いたような模様が特徴)は13都府県で発生が確認されています。クビアカツヤカミキリは、バラ科を中心とした樹木(ウメ、モモ、サクラ等)の幹の中に卵を産み付け、ふ化した幼虫が樹木内部を食い荒らし、樹木を弱らせ、枯死させます。年々その生息範囲や被害が拡大傾向しており、大阪府南東部での被害は深刻です。

(大阪市、堺市、高槻市、八尾市、富田林市、河内長野市、松原市、和泉市、柏原市、羽曳野市、藤井寺市、東大阪市、大阪狭山市、太子町、河南町、千早赤阪村、高石市、岸和田市、貝塚市の19市町村で被害が確認されています。)

堺東高校は府立高校で3番目に敷地内の緑化率が高い、緑に囲まれた学校で、特に正門周辺や中庭のサクラは春に美しい花を咲かせてくれますが、クビアカツヤカミキリの被害が出始めており、フラスと呼ばれる幼虫の食べカス(うどんのよう形状のオガクズ)が多数発見される残念な状況です。

このままクビアカツヤカミキリ等の外来カミキリムシ類が増えていくと、公園、街路樹、森林、農地、学校等の樹木に、枯死、落枝、倒木等の被害が拡大し、人的被害や農業被害、自然景観や生態系への影響が懸念されます。(生態系や人の健康、農林水産業に被害を及ぼす「特定外来生物」に指定されています。)

みなさんも、もしクビアカツヤカミキリを発見したら、次のように駆除をお願いします。

◆成虫は見つけ次第、被害拡大防止のため、捕殺(殺虫剤をかける・つぶす等)する。(飼育・保管・運搬・野外への放出は法律で禁止されています。)

◆幼虫(木の根元などに『フラス』が散乱している場合、木の中に幼虫が寄生している(いた))については、フラスが排出された穴の中を長い針金などを使って掻き出し、市販の殺虫剤を噴霧したり、刺したりする。

◆対策が分からない場合は、市役所に連絡する。

【参考】

・大阪府HP:特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」に関するお知らせ

  http://www.pref.osaka.lg.jp/midori/seibututayousei/kubiaka.html

リーフレット「クビアカツヤカミキリの被害からサクラ・モモ・ウメを守るために」

クビアカツヤカミキリを駆除してください