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9月9日から、月曜日に「高校生の夢」(いろは出版)を紹介します。

いろは出版という会社があります。

「1歳から100歳の夢」「先生の夢」「家族の夢」など、さまざまな方の様々な夢を本にして出版されている会社です。その中に「高校生の夢」という本がありまして、9月9日から週に一度、一話ずつその夢を紹介していきます。図書室とも連動して紹介コーナーにも掲示してもらいたいと思っています。これからよろしくお願いします。

「高校生のみんなへ」・・・高校生の夢「後書き」

 高校生の時、たしか僕は迷っていました。毎日夢中になるようなおもしろいことがあったけど、卒業した後の不安というか謎というか、何かそんなものが心のどこかにいつもあったように思います。そんな僕にとってこの「高校生の夢」は制作を始める前からとても興味がありました。

 2006年3月から12月までの10か月間で日本中の高校生6542人に夢を書いてもらい、その一つ一つを自分の高校時代と重ね合わせながら読ませてもらうことができました。会うことのできた高校生の中には世界に飛び出して活躍している子もいたり、生まれた町から出て実際の仕事を体験している子もいて、当時の僕では考えられないぐらい夢に向かって挑戦している人がたくさんいました。

 夢に向かって働いて、肩を落としたり、挫折しそうになることもあるけれど、それでも自分の選んだ道をまっすぐ歩こうとしている姿は、共感することもできたし、年齢を超えて尊敬することもできました。

 訪問した学校でも、部活で目をキラキラさせて汗を流している姿や友達同士で笑いながら廊下を歩いている風景を見てきて、高校という場所は自分を大きくさせてくれた場所だったのだと今回改めて気づかせてもらいました。

 夢を読ませてもらった中には「私には夢がない」「現実が少しずつ見えてきて夢が持てなくなった」と書いてくれた高校生も約一割の648人いました。しかし、そのほとんどは、「夢を持てる自分になりたい」「夢を見つけることを夢にしたい」と精一杯の夢を書いてくれていました。

 そうやって少しでも前に進もうとする言葉が書かれているのを読ませてもらって、「夢がない」というのも夢を持つ一つのきっかけになる、今の自分をしっかりと見つけることが夢を持つ始めの一歩になるのだと僕らは確信しています。

    夢を持つきっかけ

 確かに現実を見て、夢を持てなくなることもあるかもしれません。それでも。夢を書いてみたり、友達と夢について話すことで互いを支えあったり、親と夢について話すことで自分の夢を知ってもらい、サポートしてもらえるようにするなど、今自分にできることを探し、今を精一杯生きることができるのでしょうか。そうやって自分では働いて、失敗したり、成功したりの経験こそが自分の自信になっていきます。

 夢に向かうからこそ人生は楽しいんだと僕は思います。夢に向かうことで今をそして未来を面白くしていきましょう。その力が高校生のみんなには必ずあります。高校生のみんなが夢を意識し、夢を持つ大切さを知ってもらい、夢に向かって進んで行ってもらえるように、この本がそのきっかけになればと願っています。

「高校生の夢」47都道府県 47人の高校生の夢 ~夢を持って進路を決める~

興味を持たれた方はこちら

https://iroha-shop.jp/c/book/0500101000003

堺東高校では「夢・チャレンジ」、夢を持つ・夢を見つけようとする方を応援しています。

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