月曜日の「高校生の夢」


 北海道に来てよかった

「夢は無限大」 人は色々な可能性に満ち溢れている。 失敗を恐れて何もしないより、チャレンジしてみる!!これが私のモットーです。 中学2年生の時、 愛犬のラムが突然けいれんを起こし、苦しそうにしている姿を見て、 ただ声をかけてあげることしかできない自分にショックを受けました。その出来事が私の心に強く残っていて、将来は動物に接することのできる仕事に就きたいと考えていました。

ある日、テレビを見ていたら、 たまたま酪農関係の番組がやっていました。 北の大 地でのびのびと牛と触れ合い、仕事をしている風景を見て、私も北海道に行って本場 の酪農を体験したい!!と感じました。インターネットを使い「酪農に関する高校」 と調べてみたら、 別海高校が出て、問い合わせをし、実際に体験入学にも行ってみま した。それがきっかけで今私はこの北海道で酪農を学び、3年になります。

私の高校生活は本当に色々なことがありました。 牛のお産を初めて見て、改めて命 の尊さを実感したこと。 動物が「好き」という気持ちでは、できない厳しさを実感し たこと。北海道へ来たことを後悔し、もう帰りたいと何度も思った時、1000km 離れている東京からタイミングよく電話をかけてきてくれて 「かおり、どうしたの? 元気ないね」と悩みを聞いてくれる母。私は、自然と母の声を聞いて涙が溢れてきま した。 中学を卒業するまで、 当たり前の様に家族と過ごしていた日々・・・。 私は北海道 に来て、初めて母の偉大さ、家族の大切さを実感しました。

今、私は胸を張って言えます。 「北海道に来て良かった」と。北海道に来なければ、 こんな貴重な経験をすることは出来なかったし、当たり前のように感じている小さな 幸せにも気付くことが出来なかった。 楽しいことより、辛い経験の方が多かったけれ ど、決して無駄になるものではありません。 辛い経験をしたからこそ、人の苦しみを 分かち合えたり、 自分を大きく成長できたと思えるからです。 どんな時も変わらぬ愛 で優しく包んでくれたかけがえのない大切な家族。第二の故郷、北海道で出逢ったた くさんの心友や家族。 苦しい時、ふと側に来て励ましてくれた動物達の存在があり、 私はここまでやってこれました。 本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 "ありがとう" 次は私が家族や動物に恩返しをする番です。動物は人間と違って、言葉を話すこと は出来ないけれど、 人間と同じ様に感情はあります。 そんな気持ちを理解してあげら れる動物看護師になりたい!! これからも、夢に向かって前進していきたいです。

3年武者かおり

「高校生の夢」47都道府県 47人の高校生の夢 ~夢を持って進路を決める~

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