頭から離れない光景
私の夢は、スポーツジャーナリスト。 この夢は、 昔からなりたかったとか、 そんな年月がたった夢じゃない。 この夢を実現させたい、 絶対になりたいと思う ようになったのは、去年の8月。 インターハイの後です。
私は去年、滋賀の代表で(ソフトテニスで)インターハイに出場した。 高校に入ってずっと行きたかったし、とてもワクワクしていた。 そして緊張していた。 試合前日、女子の前には男子の試合が行われていて、この日は男子の団体戦が 行われていた。 私が会場についた時は、日本一を決める試合、 決勝戦が行われていた。
奈良の高田商業と宮城の東北高校。 私は、同じ近畿である高田商業を応援して いた。 コートは2面びらき。1つ目のペアと2つ目のペアが同時に行う。
私は自分に近い方の試合を見ていた。 もう1つの方の試合も気になり、カウン トは "把握" していた。 1本目のペア(私が見ていない方) が終わった。 高田商業が勝った。 続いて、2本目のペアが終わった。 勝者は東北高校。試合は3 本目にもつれた。 試合の展開は早かった。 東北がゲームカウント3-0。 あと1つゲームをとれば優勝。 日本一になる。 私は嫌だった。
でもここからがすごかった。 高田商業がおいあげた。 ゲームカウントはあっと いうまに3-3。 ファイナルゲーム。 ファイナルゲームは高田商業のペース。 とうとう高田商業のマッチ。 それを決め、 高田商業が優勝した。 ベンチにいた子らが2人に抱きつきに行った。 私は、 とりはだがたって、 その光景を見ていた。 涙がでそうやった。 感動した。 今でも、あの光景は頭の中にやきついている。
そんな忘れられない光景をみてから1ヶ月ぐらいがたった。 私は本屋に行き、ソフトテニスマガジンを買った。 その号にはインターハイが特集されている。私はあの感動した、頭から離れない光景の写真がのっていると思っていた。
案の定、写真はのっていた。 また、 とりはだがたったのを覚えています。この時、私は思ったのです。 あぁ。 こんなふうに写真や文で感動を伝えたい。 残したいと。 これが私がスポーツジャーナリストという夢をもった理由です。
決して簡単な道なんかじゃない。 大人とかは 「なれる人の方が少ないんやで。なれへん方が確率が高いんやで。」って言うけど、 「なる人」はいる。 なれる
人が少ないのなら、 その 「少ない人」に自分は入る。 そう思うし。 そう進む。 文字や文を書くのが好きだから、 がんばる。 やると決めたから、 やるんだ。
夢を夢で終わらす気はない。 夢は、 叶えるために存在するのだから。
3年道海奈々
「高校生の夢」47都道府県 47人の高校生の夢 ~夢を持って進路を決める~
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