漫才やってみるか
僕らの夢は漫才師です。
僕ら2人が出会ったのは、 同じクラスで席が近かった事もあり、一気に仲良くなり、 しょっちゅう一緒にいるようになりました。
漫才師を目指すきっかけになったのは、 学校に NSC出身の先生がいて、僕ら2人がその先生と仲良く話すようになる内、 ある日、地元の百貨店主催のコンサートに先生が出演する話をされ、 その前振りをやってくれないか?という話を貰いました。
その前振りが、 僕らの初舞台です。 正直、 いきなり、 全く知らない人の前で話すのは、さすがに緊張しました。 でも、親しくしてる先生の頼みという事も あったし、2人だったら、 なんとかなるかな!?っていう感じで、 「やってみるか!」と、なったとたん、 あっと言う間に話が進んでいき、いざ初舞台。もう、あり得ん緊張でした。 舞台に出たとたん、 一気に大勢のお客さんがこっちを見るもんで、 もう一瞬何をどうしたらいいやら分からなくなる場面もあったり。 ただお互いの声ばっかりを夢中で聞いてひたすら会話をしている具合になってしまった感じに終わった初舞台でしたが、 ただ、もの凄い楽しかった!っていう感覚が残って、緊張とか、不安とか、最初にあった恥ずかしさとかよりも、2人でデカイ事をやり遂げたっていう感動の方が物凄かったんです。
その感動や僕らでどこまで出来るんだろうという気持ちをやっぱり簡単に終わらせたく無くて2人で今年の中四国M1グランプリ高校生部門に出場を決め、もうほとんど毎日お互いの家に行ったり、放課後とかを利用して、 ネタ合わせに打ち込みました。
M1の舞台本番では、しっかり2人で練習した事もあり、 結構出来た様に思ったんです。しかも、このネタにはちょっとは自信があったんですけど・・・。
結果は残念ながら、 どの賞も取れませんでした。 ただ、 後で4人のうち1人の審査員の人に「1位くらいの実力はあるよ」 と言われ、これがまた僕らにとってかなりの自信になりました。
この言葉を貰ってから、次はもっとレベルを上げて行こうという夢が出来たし、今でも勉強の合間をぬって2人で新ネタを考えたりしてる日々を送っています。 高校生活の先は短いけど、 僕ら2人で色々考え出すパワーはどんどん出てきています。
3年 高橋利斉 中川聡太
「高校生の夢」47都道府県 47人の高校生の夢 ~夢を持って進路を決める~
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