もうすぐ、僕たち77期にとって最後の大会である選手権がはじまる。
僕はこの2年半たくさんの人に支えられてサッカーを続けてきた。
親や先生方、OBの方々にはもちろん支えてもらってきたが、僕の中で1番大きな支えになっていたのは同期のみんなだと思う。
ありがたいことに僕は1年生の冬頃には試合に出してもらえるようになってきていた。
試合であまり上手くいかなかったことも多くあった。
けれど、周りにはベンチに入れなくても副審やサポートとして試合に来てくれるみんながいた。
だからこそ責任を持って試合を頑張ろうと思えた。どのような立場で試合に関わっていたとしても、全力で試合に勝ちに行こうとしていたみんなを見て凄いと思ったし、そんな仲間がいることが心強いと思った。
頼もしいみんなと1試合でも多く試合をするために初戦もその次も私立の強豪校にも絶対に勝ちたい。
そう思える最高の同期のみんなが居て嬉しく思う。
同期のみんなだけではなく1、2年生にも支えてもらっていることが多くある。
しかし、僕は後輩のみんなに対して何も残すことができていない。
公立大会やインターハイは勝ち上がることができず、強豪校との試合を体験してもらうことができなかったので申し訳なく思う。
今、僕がみんなに残せることは、選手権という大舞台で全力で試合に勝ちにいく姿を見せることと選手権を勝ち上がって強豪校を倒すという結果だけだ。
誰かが体を張った時、点を取った時、苦しい時間帯でも声を出し続けている選手いる時など、どのような場面でもいいから僕たちの戦う姿を見て、みんなが何か得るものがあればいいなと思う。
僕はインターハイが終わってからはこのチームのみんなとだからこそ頑張ってこられた。
選手権は何があるかわからない。
それでも、今のチームなら必ず大丈夫だと思う。
1日でも長くみんなと一緒にプレーするためにも僕の最大限の準備と最高のプレーで勝ち続ける。
3年プレーヤーT
掲載顧問浅田