サッカー部

10月6日「U18リーグ 大阪偕星高校戦」

U18vs大阪偕星B 1−0勝ち 大阪偕星高校の皆さん、試合運営に関わってくださった皆さん、ありがとうございました。  中国の古い言葉に「百尺竿頭、進一歩」というものがある。百尺竿頭は仏向上事の境界を意味する。これを元にこの言葉は、百尺もの長さの竿の頂点が悟りの境界ならばそこに至る過程は百尺という長さである。ということを表す。つまり、百尺の努力をしてそこに居座り、悟りの境界にいる者は真に悟りを...

選手権に向けて⑫

今からおよそ1年前、僕はこのサッカー部のキャプテンになった。 サッカーは大好きだったから、このサッカー部で試合に関わることはこれ以上ない喜びであったが、正直自分がキャプテンになるとは想像していなかった。 それだけに喜びや楽しみな気持ちよりも不安な気持ちが大きかった。上手くやれるだろうか。そんな気持ちを抱えたまま僕のキャプテンとしての日々が始まった。 周りの人の目を気にしてしまう。これは僕にとって一...

選手権に向けて⑪「思い」

畷高サッカー部に入部して2年半がたつ。 初めはこのチームが嫌いだった。 サッカーよりサッカー以外のことを頑張って、技術がある人が試合に出れず、掃除や挨拶運動ばかりしている人が試合に出る。そのくせ強豪校を倒すことを目標にして練習ではひたすら叫んでいる。 もちろん先輩方は良い人ばかりで大好きだったし、サッカーが好きだったから楽しんでいたのだが、他の高校でサッカーをする友達がたくさん試合に出て活躍してい...

選手権に向けて⑩「締めくくり」

中途半端。 今までの自分を一言で表すならそんな感じだと思う。 サッカーを始めたのは小4の頃だった。友達といて楽しいからという理由でサッカーを始めた自分には身体的、技術的に秀でたところはなく、上手くいかない日は調子のせいにして毎日やり過ごしていた。 そんなだったから上手い子達とは一線を引いてどこか敵わない、追いつけない存在だと諦めていた。 何度か辞めようと思ったこともあったが、友達と離れたくないと惰...

選手権に向けて⑨

この一年、自分の中で何度も反芻してきた言葉がある。 「自分を疑う」ということ。 僕らの一つ上、76期の先輩に自分が常々言われてきたものだった。 一年前、ほとんど試合に関われない中で、僕は自分が評価されないことを周りの環境のせいにしていた。どうせキャプテンはBの練習なんて見に来ないから。自分をAに上げる気はないから。練習のレベルが低いから。 何とか自分に言い訳をして自分の弱さに目を向けることを避けて...

選手権に向けて⑧

僕の高校サッカーはゼロから始まった。 もともと、周りに対して何か行動を起こすことにビビっていたし、FWも高校になってから始めた。 自信も経験もない。ただ強豪に勝ちたいという一心で今日までやってきた。 正直いって何度も挫けたし、なんどもやめようと思った。 でも、そんなときに周りをみるとそこには努力を続ける仲間がいた。 うまくいかなかったり、しんどかったりすることばかりでもたくさん悩んで前に進み続けて...

選手権に向けて⑦

私はサッカーが好きだからという理由で何となく仮入部に行き、先輩方の練習姿に魅了されてサッカー部に入部した。 最初は中学校でサッカーをしていたこともあり、素晴らしい雰囲気の中でプレーをするみんなが楽しそうで羨ましかった。 私は、勝手に高校ではサッカーをすることはできないと思い込んでいた。しかし、女子プレイヤーの後輩が入部してきてくれ、先生の協力を得て、合同チームで高校2年の冬からもう一度サッカーを始...

選手権に向けて⑥

約2年半前、自分はこの畷高サッカー部に入るかとても迷っていた。 仮入部でこのサッカー部に来た時、その声の多さや熱量、本気度についていけるか不安だったのだ。 いや、ついていけるかというよりも、なんでこんなにも本気なんだろうと少し冷めた目で見ていたのだと思う。 けれど結局、小学校から続けてきたサッカーを辞めるのもやっぱりもったいなくて、入部を決めた。 自分はこれまでの人生で、何かを本気で頑張るというこ...

選手権に向けて⑤「確信」

私のサッカー人生の中で、今が1番サッカーが楽しい。 今まで、小中学校とサッカーを続けてきたが、今のチームで、この仲間とプレーすることがこれまでで1番楽しいと感じる。 この畷高サッカー部はメンバー選考や、トレーニングの作成など、特殊なところがさまざまある。 その中でもとりわけ特殊なのが、サッカー内だけでなく、サッカー外の活動もメンバー選考に関わるという面だ。 つまり、サッカーが上手くても、学校生活や...

選手権に向けて④

もうすぐ、僕たち77期にとって最後の大会である選手権がはじまる。 僕はこの2年半たくさんの人に支えられてサッカーを続けてきた。 親や先生方、OBの方々にはもちろん支えてもらってきたが、僕の中で1番大きな支えになっていたのは同期のみんなだと思う。 ありがたいことに僕は1年生の冬頃には試合に出してもらえるようになってきていた。 試合であまり上手くいかなかったことも多くあった。 けれど、周りにはベンチに...