12月28日 練習試合 汎愛高校戦 「目標」

 汎愛高校の皆さん、対戦ありがとうございました。


 今日は2024年最後の活動だった。新チーム始動からここまでを振り返って、初めこそはU18で3部残留を決めることができ、幸先の良いスタートを切れたと思っていたが現実は全てが思うように進むわけもなく特に12月に入ってからは伸び悩んむ時期となった。

 

私が特にこの期間に部員に対して伝えていたのが常に目標を意識することだ。達成したい。実現させたい。そう思うからこそプレー強度や雰囲気も良くなり、その欲望が目標達成をより近いものとする。

 イソップ童話に含まれる「うさぎとかめ」のお話は誰もが一度は耳にしたことがあるだろう。これはうさぎがかめと山頂までどちらが早く着くかを競い、最終的にはかめが昼寝をしているうさぎを追い抜かして勝つというお話である。うさぎはどうして負けたのか。それはかめを見て油断して昼寝をしたから。一方でかめはどうして勝つことができたのか。それは常にゴールを目指して進み続けたから。


ここで私が伝えたいのはこのお話でのかめのように常に目標を意識しながら歩みを止めずに進み続けることの大切さである。日々過ごしていると目の前のことに一喜一憂して先を見失うこともあるだろう。時にあの相手には敵わないのではないか、などと諦めてしまうこともあるかもしれない。それでも歩みを止めずに進み続ける。闘い続ける。そのことが私たちの目標とする選手権の舞台での打倒強豪私立には不可欠である。

 
しかし相手はうさぎのように昼寝をして待ってくれるわけではない。私たちよりも高い基準で鎬を削っている。そのような相手に勝つには本当に時間はない。生半可な覚悟で目指せる目標ではない。


 部員全員が目標に対する覚悟やプライドを持ち、歩み続けてゆく。



2年プレーヤー K


掲載:顧問浅田