西はりま天体写真

先日ご報告いたしました、天文台での天体観測の実習に関して

参加生徒の一人から撮影していた星空の写真をもらいました。(2年4組のY君ありがとう!)

その写真を加工して星座名や星座の形がわかるようにしましたので、皆さんご覧ください。

 

 

12月21日の19時ごろ撮影された写真(その1)

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冬を代表する星座、「オリオン座」です。

左の方のちょっと黄色く見える星が「ベテルギウス」、いちばん右の星が「リゲル」

どちらも全天で21個しかない一等星です。

勇者オリオンのベルトの位置にあたる三ツ星以外にも

星座をかたどる線の内側に、3つの光る点があるのが分かりますか?

(日本では小三ツ星とも言うそうです)

その真ん中にあるのが、M42オリオン大星雲です。

実は若い星や星のもととなるガスの集まりなんですよ。

 

 

12月21日の19時ごろ撮影された写真(その2)

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こちらも、秋から冬にかけてみられる星座、「カシオペア座」です。

Wの形(写真ではMに見えますね)が印象的な星座です。

北極星の目印として有名な星座です。

 

 

12月21日の19時半ごろ撮影された写真

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黄道12星座のひとつ、「おうし座」です。

写真の中央から左下に向かって伸びるV字型の部分の先は牛の角を表しています。

その分かれ目あたりに大きく輝くオレンジ色の星が「アルデバラン」という一等星です。

その周囲の星の集まりが「ヒアデス星団」、

写真上部の青白い星の集まりが「すばる(プレアデス星団)」です。

どちらも双眼鏡で眺めるとより多くの星が見えて感動しました!

 

 

12月22日の朝6時半ごろ撮影された写真

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最後は、明け方に撮られた「北斗七星」。「おおぐま座」の一部がそう呼ばれています。

写真には7つの星のうち6個しか写っていないのですが、ひしゃくの形に見えるでしょうか?

いちばん右の星「ミザール」は、すぐそばにちょっと暗い星「アルコル」があるので

古代ギリシャなどで兵士の視力検査に使われていたそうです。

こちらは北極星だけでなく、春の一等星「アルクトゥルス」や「スピカ」などを探すのにも使えます。

 

以上、機会があったらぜひ夜空を見上げて探してみてください。