Serendipity(セレンディピティ)
何かを探しているときに、探しているものとは別の価値あるものをみつける能力・才能をさす言葉。
私はこの言葉が好きです。好きというより大切にしています。
ウサギ狩りに行って「あー今日は収穫なかったなー」ってがっかりして帰るだけではなく、
その帰り道にキノコを発見して「ウサギは無理だったけれど、キノコ見つけられた!」
って思うことができる能力。
ポイントは、何かを発見したという「現象」ではなく、何かを発見する「能力」をさす言葉だというところ。
「生きる力」ってたくさんあるけれど、これも社会で必要な「生きる力」のひとつだと思います。
たとえば、会社勤めのサラリーマンになったときに
「あー今日は営業で成果なかったなー」「あーまた課長に雑用頼まれたー」
で思考を停止させるのではなく、
「今日は成果はなかったけど、代わりに取引先から面白い話が聞けたな!
次回、違う取引先でこの話つかえるな!」
「雑用やと思ってたけど、おかげで今課長がやっている仕事の内容が把握できた!」
って考えられる方が、たくさんチャンスを見つけられるし、魅力的な人に感じます。
どうしていきなりこんな話をしたかというと、
もうすぐ夏休みでです。
学生時代の夏休みはあっという間に終わります。
そして、勉強にしても部活にしても、
夏休みという時間は非常に貴重な時間です。
試合で負けた。
模試の結果が悪かった。
単純に落ち込んだり、開き直ったりするだけでなく、
その中からでも、別の価値あるものを見つける能力を少し意識してほしいなと思います。