こころざしは未来を変える! 16歳からの起業塾

 新学期を迎え、3年生には自己実現につなげるための大切な時期になりました。

 5月10日(金)、一般社団法人関西ニュービジネス協議会から、民間企業の経営者の方を講師としてお招きし、探究ナビⅢにおいて特別授業を行いました。

 あるアニメの題材である「どこでもドア」を取り上げ、現実に発明されたら「なくなるものは?、なくなる職業や会社は?」と、まずは生徒への問題提起に始まり、「今までの"あたりまえ"が当り前でなくなる、そういう時代に君たちは生きる、そのような大きな変化をチャンスととらえ、新しいモノやサービスを生む発想力、起業家マインドを育ててほしい。」と述べられました。途中の生徒への発問にも、生徒は積極的に手を挙げ、自分の考えや発想を述べる姿に、"流石3年"と感じました。

 戦前の起業家である安藤百福さんや、最近の起業の例として、サッカーの本田圭佑選手、徳島県の上数町の落葉、17歳の高校生の開発アプリ等を挙げながら、気付くことや発想力の大切さを力説されました。

 将来、起業を思い立ったら、「まずは周りをよく観てみよう。ある人にとっては、低い価値かもしれないが、別の人にとっては高い価値となることもある。それに気付くことができるのは、周りをよく観ること。起業家にもっとも必要な力は、新しいことを発明する力ではなく、モノやコトに新しい価値を見出すこと。」とのことでした。

 最後に、起業のためには未来を予測することが重要だが、そのために歴史(過去)を勉強することが必要と訴えられ、新聞を読み、なぜ今この記事が載っているのか考えることが良い勉強になると伝えていただきました。「高いこころざしを持った起業家マインド」を育ててくださいとのメッセージを送ってもらい、あっという間の2限連続の授業でした。ありがとうございました。