ハンドボール、バレーボール、走高跳、ハードル。学年を問わず、できなかったことができるようになり、生き生きとした姿を見せてもらえる体育の授業。
授業のゴールの共有、やるべきことの明確化、うまくなるためのセルフチェック、他者への評価、教え合い。いい意味でシステマティックにスキルを獲得していく。併せて集団活動を行いながら自然な役割分担、多様性の享受。さらっと展開されるすべてのことの奥が深い。
高跳びとハードル。高校時代はこの二つが自分の専門種目。陸上部の顧問として指導することがあったが意識してなかったことに気づいた。高跳びもハードルも3歩が重要。いつも教えるときには1,2,3と叫んでいた。高跳びは踏切の際後傾、ハードルは前傾。高跳びは振り上げ足とリードの手、右(左)手、右(左)足共に上がるが、ハードルは右足を振り出し、左手を前にする。65分の授業の中で異なる二つの動きをマスターしていこうとする。あっぱれだ。
ハンドボールのステップシュートもバレーボールのスパイクも1,2,3。このスリー・ステップが大きな力を生み出すカギとなる。時の経過とともに、ダイレクションに従ってみんな向上していく。できるようになっていく。きっと体育だけではなく、この種目だけではなく、1,2,3と積み重ねていることは大きな力を生み出すことにつながっていく。
より高く、より遠く、より速く、より強く...。できなかったことができるようになっていく。この過程を自分の中で外から眺められるようになれば、より大きな力を得られるようになる。茨高の体育の授業はいつも示唆に富むことが多い。
体育の先生方貴重なお時間ありがとうございました。
今、越えたいのは走高跳のバーやハードル。
ずっと超えていかなければならないのは過去の、そして今の自分、自分自身!