9月10日(水)朝8:00。生徒玄関に立つ。左側にはマスコットたち。多くの人たちの心を揺さぶり、役割を終えようとしている。強い日差しはあるものの涼しさをもたらす風も感じられる朝。両手にパンパンになった袋を抱えてごみ集積場に向かう生徒。集積場は生徒のみんなの努力と奮闘の跡が示す多くの袋が、押し競まんじゅうをしているようだった。ごみを捨て終え、玄関まで戻ってきた生徒が「お疲れさん」とかけた声にさわやかに微笑みを返して教室に戻っていった。各団の総団長やメンバーも次々と袋を運んでいる。
9日の体育祭、多くの人が心の中にかけがえのないコトやモノを抱けたからこそ、今日すっきりと次のステージに向かう環境、心を整えることの意味は大きい。朝早く登校し、そのために力を添え、尽くす人がいる。昨日の、用具の係や競技の補助員として走り回っていた人や懸命に記録を残していた人たちもかけがえのない人だ。多くの人の有形、無形の力添えでことが成せた。感謝の念を表す言葉が追い付かない。ありがとうございます。
そして、さまざまな心身の不調を抱えながら一日を過ごした人たちをそっと、じっと、ずっと見守ってくださった方々へも心から感謝の念をお伝えしたい。ほんとにありがとうございました。マスコットたちが自然に帰っていく。与えられた役割を終えて。ありがとう。
今朝、玄関で飲み込んだ言葉たち
→リレー、バックストレートで完全に振り切れたね。朝練のたまものでした。マスゲーム。音楽と見事に調和のとれた踊り、ずっと団全体が笑顔で統一されていたあの表現力、圧倒的な演技でした。選手宣誓の1人ひとりの言葉を聞いているときみんな一度は視線をくれた。その度に泣きそうになったよ。応援席からの歌、力を与えていたね。競技を終えた選手を迎える暖かさ、胸がいっぱいになった。応援団の地の底から湧き出るような声、動きが止まる度に出される重厚な音。背中がピンとまっすぐになった。閉会式の静けさ。みんな一番だよ。